麻雀ゲーム

March 17, 2024

『裏の賭け麻雀』の話をしよう

こんなタイトルですが、別に高レートのマンション麻雀とか、
繁華街のご祝儀が異常なヤバい雀荘の話ではなくですね。



Steamで配信されているエロ麻雀ゲームの話です。
という訳で、良い子はここでご引き取り願います。












あなたは悪い子ですね。
という訳で、このゲームがどういうゲームなのかをご紹介。
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タイトル画面で大体のバックグラウンドを紹介してくれて親切ですね。


本作はSteam初の脱衣麻雀である『夜の賭け麻雀』と同一の開発元であり、
同作をより進化させたもの……という紹介が適切かもしれません。

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『夜の賭け麻雀』では1回クリアすると、
対戦相手の牌がフルオープンになる「ガン牌」が実装されていましたが、
本作には「ガン牌」以外にも「積み込み」や、
有効牌を引き込む「運命の引き寄せ」、
1巡の間他家のロンを禁止する「停滞」、
上がり点数が上昇する「略奪」など、
多彩なイカサマ技が使えるようになっています。

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但し、こちらもイカサマ使い放題な代わりに、
敵も積み込みをしてくるようになりまして、
しかもステージを重ねるごとに、
初期の持ち点にマイナスが付くという苦しい戦いを強いられることになります。
さらにステージによっては負けると
様々な(性的な)ペナルティが付き、
一定以上ペナルティを受けると、バッドエンドへと直行します。


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このゲームでキーとなるのは「運命の引き寄せ」。
どんな状況でも有効牌を引っ張ってこれて、
しかも低コストなので連発が効きます。
これを駆使すれば役満も簡単。
(前作で非常に厳しかった役満実績も楽勝です)

真エンディングへの到達はかなり運が絡んで難しいのですが
(なんでそんなに難しいのかはナイショよ)、
真エンディングを見ればすべてのエンディングや、
回想モードを設定画面からフルオープンにできますし、
グラフィックのクオリティも
前作に引き続きかなり高いので
(シチュエーションの好き嫌いは分かれるかもしれない)、
Steamスプリングセールの対象にもなっていることですし、
腕利きの雀士の皆様には是非とも遊んでほしいところであります。


[プロパティ]→[一般]→[言語]の項目を”English"に設定すると、
ゲーム自体は英語化されますが、何かが見えるようになるので、
ゲームを完全クリアしたらこのプロパティを切り替えてみると
幸せになれるかもしれません(笑)

jzunkodj4y at 17:03|PermalinkComments(0)clip!

October 08, 2023

存在自体が異端のStSライクローグライトっ……!『麻雀神威:継承者の争い』

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チー(物理)にゃっ……!

という訳で、先月Steamで発売されてたんだけど、
blogで紹介してなかったゲームを紹介してみます。


そのゲームの名は『麻雀神威:継承者の争い』。
このタイトルを見て『銀と金』の神威家編を思い出したのは自分だけではないと信じたい。

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どんなゲームかというと、『Slay the Spire』型のローグライトです。
但し、使用するのはカードではなく麻雀牌。

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敵とのバトルでは、手元に麻雀牌が配られ、
そして敵が攻撃に使用する牌が表示されます。

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ここで手牌から順子(シュンツ:同一種類で連番の3枚の牌)や、
刻子(コーツ:同一牌3枚)、対子(トイツ:同一牌2枚)を選ぶことで敵を攻撃、
または敵の攻撃を防ぐシールドを貼ることができます。
順子や刻子を使用すると、手牌の上の役完成エリアに
使用した牌が積まれていきます。

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基本的に3回行動終了するとターンエンドとなり、相手の攻撃ターンとなるのですが、
このときに相手の攻撃牌で順子・刻子を作れる手牌を持っていると……

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相手の攻撃牌を「チー」「ポン」することができ、
相手の攻撃を無効化してカウンターダメージを与え、
さらに使用した牌が役完成エリアに積まれます。

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さらにチーして役完成エリアに4つの順子または刻子を揃えると、
テンパイ状態になります。

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ここで対子(同じ牌2枚組)を使って攻撃を仕掛けると、「上がり」達成!
敵にダメージを与えて、かつBREAK状態(次の敵の行動が1回休み)になるほか、
以後の戦闘中攻撃力・防御力も増加します。
この流れを繰り返し、敵を殲滅していくことが目的になります。

……とまあ、文字で説明するのが非常に難しいゲームなのですが。


麻雀Vtuberの龍ヶ浜ゅぇさんが本ゲームに挑戦した回の動画があります。
氏も最初はルールが良くわかっていなかったようですが、
プレイを繰り返してだんだんルールを理解していく様子が
非常によくわかる動画となっているため、
本ゲームに興味を持たれた方は一度閲覧してみることをお勧めします。
(2時間くらいあるけど……)


何はともあれ、非常にとっつきは悪いんですが、
1度ルールとコツを掴むと途端に面白くなるこのゲーム。
さすがに麻雀を全く知らないと遊べないゲームではありますが、
麻雀&ローグライト愛好家なら遊ぶ価値はあるゲームかと思います。


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無事クリアするとエンディングで
今まで倒してきた敵が一言コメントを残すのに笑った。


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August 27, 2023

最後のロマンスを追い続けるテセウス・プロトコル


美少女武器カスタマイズデッキ構築型ローグライトである、
『テセウスのプロトコル』がSteamで正式配信されました。


筆者はこのゲームをアーリーアクセスの頃から遊んでいて、
アーリーアクセス開始当初のプレイレポートを
当時のGame*Sparkさんに掲載して頂きました。

今回の正式配信にあたり日本語も追加され、
ゲームも随分と遊びやすくなったので、
デッキ構築型ローグライトに飢えてる方にはおススメしておきます。



また、先週のblog記事で多少触れた通り、8/25に
『アイドル麻雀ファイナルロマンス2・R・4Remaster』が発売されました。

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注目すべきはSwitchではまだ配信されていない『4Remaster』で、
登場する女の子の数がアーケード版の約2倍に増えています。
(セガサターン版のパワーアップ移植らしい)

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また、PC版にはチート機能が実装されており、
所持金MAXでゲーム開始、イカサマアイテム買い放題にすることが可能。

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積み込みと稲妻リーチ棒で役満も楽々!
(ただ、必ずしも役満を積み込めるとは限らず、
普通に相手があっという間に上がってしまう事もあるのが脱衣麻雀の恐ろしさ)

何はともあれ、よく出来たリマスター脱衣麻雀なのでおススメです。
(チートを有効にすると様々なオマケ要素の解禁速度が遅れるようですが、
それでも役満積み込んだ方がゲームの回転は速いと思います)

jzunkodj4y at 23:18|PermalinkComments(0)clip!

August 20, 2023

PC向けダウンロード配信で遊べる麻雀ゲームガイド 2023年夏版

当blogのアクセス解析を見ていて地味にアクセスが多いのが、
麻雀ゲームの紹介記事。


そこで今回は2023年夏のアップデート版として、
Steamを中心にPCで遊べる麻雀ゲームを紹介してみます。


【麻雀初心者・入門者向け】

●麻雀部 Mahjong Club

麻雀が高校生の部活動として人気を博している世界。
青春を麻雀に賭ける、高校生たちの戦いを描くゲームが本作です。

本作に登場する30人の高校生はそれぞれ固有の能力を持っており、
それを駆使して戦う異能バトルでもあります。
「カンしやすくなる&リンシャンツモを高確率で発生する」
「東場で有効牌を引き込みやすくなる」
「親の配牌を透視できる」
などといった「いかにも」な能力から、
「親番時に高確率で配牌時テンパイ」
「東場で1度でも和了ると南場で役満が入る」
といった強烈な豪運能力の持ち主まで、
一味違った麻雀を遊べるゲームに仕上がっています。
もちろん、能力をOFFにして普通の麻雀を遊ぶことも可能。

高校生(ほとんどが女の子)の麻雀バトルという内容だけ聞くと
咲-Saki-』かな?と思われる人がいると思いますが、
本作では10万点持ちで5人のチームバトルを行う…という、
まんま『咲』のルールで戦えるモードが用意されています(笑)

また本作は中国在住の作者が
「日本の麻雀を覚えたい!」という熱意で作成したゲーム
であり、
そういう経緯もあって、日本麻雀のルールが詳細に解説されています。
麻雀牌の解説から役の条件、点数計算の概要まで、
一通りのトピックは抑えてあるので、
まったく麻雀を知らないという人も大丈夫。

ストーリーモードを一応搭載してあるのですが、
これは単純なテキストノベルで、
しかも現在麻雀対戦にすら至ることなく中断している
(2020年の時点から一切進展もない!)のが難点。
オンライン対戦も実装してますが、
現在では人も少なく対戦がなかなか成立しないのも難。

何はともあれ、「麻雀を覚えるために最初に選ぶ麻雀ゲーム」としては、
本作は悪くない1本
かと思います。


●Kemono Mahjong

こちらはヨーロッパ発の麻雀ゲーム。
このゲームも欧州の人が麻雀を覚えるために作られたという経緯があり、
チュートリアルは先述の『麻雀部』以上に充実しています。

また、特徴的なのは「ケモノ」をタイトルに冠するだけあって、
登場人物がみなケモノ度の高い獣人となっています(笑)
申し訳程度に猫耳やキツネ尻尾をつけたような獣人はおらず、
全員モフモフのガチ獣人なのを見るあたり、カルマが深い(笑)

多少操作性に難がありますが、チュートリアルはしっかりしていて、
またキャラクターに思考ルーチンの差はあれど、
イカサマ技は存在しないので純粋に麻雀を楽しめます。

「麻雀を覚えるために最初に選ぶ麻雀ゲーム」としては、
『麻雀部』と甲乙つけがたい、と個人的には思っています。




【麻雀をコンピューター相手に楽しみたい人向け】

●麻雀 和 -Nagomi-


機能はCPU戦とオンラインマッチング対戦の2つのみ。
この2つに特化した麻雀がこのゲームです。

……とは言え、オンライン対戦機能こそあるものの、
このゲームの対戦部屋が経つことは極めて稀。
オンライン対戦ツールとして期待してはいけません。
(フレンド間で4人対戦をするくらいか)

それではこのゲームの何が強みかというと、
「余計な演出がなく、イカサマなしでCPUとの対戦に集中できる」
ということ。
他の麻雀ゲームはキャラクターがいたり、
イカサマ技があったり……というゲームもありますが、
このゲームはそういう要素を一切排して、
CPU相手に麻雀を打つこと、ただそれだけを突き詰めています。

ただただ純粋に誰にも邪魔されずに麻雀を打ちたい。
その望みをかなえるのが、このゲームと言えるでしょう。


●Mahjong Pretty Girls Battle
(School Girls Edition)



Steamで一番最初に配信された記念すべき日本式麻雀ゲーム。
医療システムや海外ゲームのローカライズを数多く手がけるZooの製作で、
同社のアダルトゲームブランドMiel/Nornのキャラクターたちと
麻雀バトルを行うゲームになっています。

キャラクターによって多少思考ルーチンは異なるようですが、
麻雀としてはイカサマも特殊能力もない、
王道の4人打ち麻雀ゲーム。

アダルトゲームのキャラクターを使用しているとはいえ、
脱衣要素も一切ない健全な麻雀ゲームです。

本作の特色としては、とにかくプレイが快適な事。
各種待ち時間を最小にすると、
物凄く早いテンポで麻雀が遊べます。

英語圏のユーザーも意識しているようで、
このゲームにも簡単な麻雀ルールの解説はついてますが、
本当に最小限の解説しかないので、
麻雀初心者にはちょっと難しいかも、と個人的には思います。

暇つぶし程度に軽く麻雀を遊びたい、という用途にはおススメ。

なお、無印とSchool Girls Editionの違いは、
登場人物が普通のエロゲーヒロインか、
あるいは学園の制服を着たヒロインか、という点のみです。
それ以外の部分は全く同じなので、好みで決めてしまってよいかと。




【オンライン対戦麻雀】

●雀魂

Steamにもいくつかオンライン対戦麻雀はあるのですが、
現状のユーザー数・規模・イベントの開催頻度から言っても、
オンライン対戦麻雀はブラウザゲームである『雀魂』一択の状況です。

『雀魂』には多数のキャラクターが登場し、
「祈願」と称される有料ガチャを回すことでいろんなキャラクターを
プレイヤーのアバターとして設定できますが、
どのキャラクターをアバターに設定しても
麻雀の有利・不利には一切関連してきません。

オンラインランキングシステムも見た目によらず、
ラス(最下位)回避が重要なシビアな麻雀になっています。

麻雀の醍醐味はやはり対人戦にあるので、
ある程度麻雀のルールに慣れてきたら、
オンライン麻雀ゲームに挑んでみるのも良いかと思います。
(筆者は雀魂の雀豪1です)



【脱衣麻雀(R-18、閲覧注意)】

このカテゴリが書きたかった……!

●夜の賭け麻雀

Steam史上初の脱衣麻雀が本作です。
ただし一般的な脱衣麻雀とは異なり、プレイヤーが操作するのは女の子側。
コンピューターA~Cの誰がトップを取るか、または自分がトップを取るかで、
観られるご褒美シーンが違ってくる……という仕様です。

また、1度ゲームを遊ぶと全員の手牌をフルオープンにする
チートモードが可能になります。
これを使って、どのCPUを勝たせるかという
接待麻雀シミュレーター的な要素もあります。

女の子は1人でシーン数も少ないですが、
声優さんの演技やグラフィックは上質です。
また、脱衣シーンは外部バッチにより提供される形式をとっていますが、
言語別にパッチが分かれている理由をいろいろとご察しできれば……と思います。

こういう変わり種の脱衣麻雀もたまに遊ぶ分にはよいものでありました。


●雀姫的異想世界(The Fantasy World of Mahjong Princess)

打って変わって、こちらは女の子との2人打ちで、
イカサマ技を駆使して女の子を次から次へと倒していく王道の脱衣麻雀。
こういう作品が中国から出てくるあたり、時代は変わりましたね。
中国産ですが、麻雀自体は日本ルールの2人打ち麻雀です。

今作は女の子の数も多く、弟子となる雀士の育成要素も含め、
ボリュームは結構なものがあります。
また、難易度が3段階あり、
最低難易度では天和も珍しくない超強力な配牌補正が得られ、
また最高難易度の終盤ではシミュレーションゲーム並みに、
計画的に点数を奪うプランが重要になります。

かつてゲームセンターで100円をつぎ込んだ世代の方も、
最近のVtuberなどから麻雀に触れた方も、
ぜひとも1度この伝統的な脱衣麻雀の面白さに触れてみて欲しい!と筆者は思います。

このゲームは全年齢版もありますが、果たして需要はあるのやら(笑)


●勾八麻将(J8 Mahjong)

こちらも中国発の2人打ち脱衣麻雀。

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しかも「ドラだけで上がれる」「フリテンロンあり」という、
制作者が日本麻雀を勘違いして生まれた奇跡的なバランスを誇る、
いろんな意味で宇宙麻雀です。
価格も安いし、宇宙麻雀のネタ的な意味でもお勧めしておきます(笑)



●アイドル麻雀ファイナルロマンス2・R・4

実はこの記事を書いている時点では未配信なのですが、
90年代のゲームセンターの脱衣麻雀の代表作の1つである
『アイドル麻雀 ファイナルロマンス』シリーズがPCに移植されます。
(但し配信先はDMMを中心にした国内サイトのみ、Steam移植はおそらくない)
『2』と『R』は現時点ではSwitchに移植されていますが、
あちらは局部に謎の光による修正が入っています。
が、こちらはPC版という事で、
当時の脱衣麻雀を忠実に移植した作品になりそうです。
ちょっと値段はお高めですが、
かつてアーケードで100円玉を積み上げた経験のある方には、
なんとも懐かしいゲームになるのではないでしょうか。



こんな感じで、2023年の時点でPCで遊べる麻雀ゲームを一通り紹介してみました。
この記事があなたの麻雀ライフの一助となれば幸いでございます。

jzunkodj4y at 20:53|PermalinkComments(1)clip!

June 18, 2023

中国発脱衣麻雀は重力を超え宇宙へと達した。『勾八麻将(J8 Mahjong)』


ヒャッハー!新鮮な脱衣麻雀だー!!

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という訳で、久しぶりの新作脱衣麻雀となる
『勾八麻将(J8 Mahjong)』がSteamでリリースされてました。

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開発は中国のメーカーで、随所に中国語表記が使われていますが、
ルール自体は日本麻雀で、ゲーム中のストーリーも日本語化されています。

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一定以上の点数を獲得すると女の子が脱いでいく、
定番の2人打ち麻雀であり、かつてゲームセンターの脱衣麻雀に
コインを積み上げた経験のある人なら、問題なく本作を遊べるかと思います。
ちなみにDLCパッチを入れると、何とは言わないが修正はなくなります。

しかしこのゲームの製作チームは、
どうも日本麻雀を十分にわかっていないようでして。

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相手にリーチをかけられたので、現物の8mを切ったら「ロン!」

フリテンリーチからのロンあり……だと……

当然現物や安全牌の意味がなくなるため、
日本ではこんなルールを採用しているゲームも雀荘も皆無です。

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そして何よりビックリしたのが、「ドラのみで上がれる」事ですよ!
日本麻雀ではいくら手牌にドラがあっても、
リーチなりツモなりの役がなければ上がることはできませんが、
本作ではドラのみの上がりが許されています。
CPUはドラのみだろうとポン・チーでの早上がりを目指すことがあるため、
相手の手の進行が恐ろしく早く感じられます。
ただ、このドラのみで上がれるという点はこちらも同じでして、
ドラを中心に手牌を集めていくと、
普通の日本麻雀ではありえないような鳴きが成立します。
この日本麻雀の役の縛りを離れた、
まるで役という名の重力から解き放たれたような麻雀は、
これはこれでかなり面白い麻雀
だと思います。

ある程度ゲームを進めるとイカサマ技
(配牌のマリガン、3枚牌交換、手牌1枚を好きな牌にする)が使えるようになり、
これを駆使して大物手を作るのもこれまた楽しい。

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そして、ラスボスはどこかで見たような宇宙の守護者です。
この重力から解き放たれたような宇宙麻雀のクライマックスを、
後は君の眼で見届けてくれ!!



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開幕人和で即死するのは脱衣麻雀の華!!
(こんなところまで日本の脱衣麻雀をリスペクトせんでも……w)

jzunkodj4y at 21:20|PermalinkComments(1)clip!

April 09, 2023

ただのイロモノ麻雀ゲームではない『麻雀ファイトガール』

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コナミの新作アーケード麻雀ゲーム、
『麻雀ファイトガール』が稼働してました。

「なんで今更アーケード麻雀?」
「麻雀格闘倶楽部やMJでいいじゃん」
「美少女系統も『雀魂』がカバーしとるやん」
発表されてから、そして実際に稼働してからも、
上記のような意見は頻繁に見ます。
実際、筆者も毎日『雀魂』をプレイしてますし
(四麻/三麻ダブル雀豪1です)、
今更アーケードで遊ぶ必要はないかな……と思っていました。

しかし、Twitterのプロフに「麻雀ゲーム愛好家」と書く程度には
麻雀ゲームを愛している端くれ。
幸い自宅近辺のゲームセンターに入荷したので、何度か遊んでみました。
実際にプレイして気づいたこと、思ったことを
いくつか当blogに書き残してみます。


・完全に「今まで麻雀を遊んだことのない人」に向けたデザイン

本作は登場キャラクターが全員美少女ですが、
その方向性は『ボンバーガール』『チェイスチェイスジョーカーズ』といった、
既存のコナミのアーケードゲーム同様のビビッドな雰囲気となっています。
筐体デザインも赤を基調としながら上品な感じの『麻雀格闘倶楽部』に比べ、
かなりポップな攻めたデザインで、
今までの「麻雀」のイメージとは異なる、
アーケードゲーマーだけど麻雀は遊んだことがない……という人が
入りやすいようにしている感じの配慮を受けます。


初心者取り込みの意気込みは公式サイトにも表れていて、
サイト内の「麻雀講座」なるページが素晴らしい割り切り具合。
筆者、これ以上わかりやすい麻雀入門を見たことがありません(笑)

そして初心者入門としてしっかりしているなあ……と感じたのが、
「CPUとの2人打ち」が用意されていること。
ネット麻雀はどんな麻雀初心者も、
いきなりカオスな対人戦に放り込まれるのが通過儀礼となっていますが、
本作では「CPUとの2人打ち」を用意することで、
ガチの麻雀初心者がいきなり戦場に放り込まれることを回避しているわけです。

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実際の麻雀画面のインターフェースも直感的で、
テンパイまでのシャンテン数や有効牌、
リーチした相手に対する安全牌の表示などは麻雀初心者にもわかりやすく、
またツモ切り・手出し牌の表示などは熟練者にもありがたい機能です。
この辺りのサポート機能の親切さは、
他のオンライン麻雀ゲームを圧倒していると言っていいでしょう。



・ビビッドでポップでアゲアゲな演出
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対戦マッチング時にキャラクター紹介アニメーションが入ったり、
リーチ時にコナミらしいハッピーハードコアなBGMがかかったり、
上がり時にド派手なカットインが入ったりと、
演出は既存の麻雀ゲームとは一線を画しています。
また、キャラクターの衣装や演出はガチャによるカスタマイズも可能なようで、
この辺りでプレイヤーの個性を出すことができる事ができるようになるのかもしれません。
(現状は『ボンバーガール』のような脱衣要素はないようですが……あってほしいw)


・惜しむべきは設置台数の少なさ

そんな既存の麻雀ゲームと比べて遜色のない、
むしろかなりハイクオリティである『麻雀ファイトガール』なんですが、
現時点では設置台数がかなり少ない!
公式の設置店舗検索を見る限り、
かつての『ポーカースタジアム』より設置店舗自体は多そうなんですが、
店舗でも導入している台数はかなり少なめの傾向のようで、
例えば筆者の最寄りのゲームセンターである
「ゲームBOX Q3」にはわずか1台、
他に名古屋周辺部では、
名古屋駅からやや離れた栄キングジョイにたった2台と、
設置台数が潜在的プレイヤー数に比してかなり少なく、
現状では席がすぐに埋まってしまって、
プレイヤー同士の席の譲り合いで何とかプレイできる感じです。

一番最初の『麻雀格闘倶楽部』も導入店舗は少なく、
インターネット対戦ができるようになってから
全国のゲームセンターに広まっていったという経緯がありますが
(余談ですが、店内だけでしか対戦できないVer1.0を筆者は遊んだことがあります)
『麻雀ファイトガール』も、MFCや『ボンバーガール』のように
地味に導入店舗と設置台数を増やしていってくれれば……という思いがあります。



ここまで読んでも『麻雀ファイトガール』に懐疑的な方へ。
是非とも、このゲームを1度遊んでみてください。
このゲームが如何に先行作品を研究しているか、
そしてそこからどう独自性を出してきたのか、
そして何よりも「麻雀を好きになってもらおう!」という開発者の思いが、
1度遊んでみれば伝わってくるはずです。


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August 28, 2022

Steamで遊べる日本式麻雀ゲームガイド 2022年夏版

※2023/8/20追記:

PC向けダウンロード配信で遊べる麻雀ゲームガイド 2023年夏版
を上記で公開しています。
本記事のほぼアップデート版となりますので、
検索でこの記事を開いた方はそちらをご覧ください。

// 以下、2022年8月時点での情報を残します。



メインPCのHDDが逝ってしまい大量のデータがロストしたり、
せっかくなので新しいPCを購入したけど、
その性能を生かすゲームを特に遊んでるわけではなかったり……と、
そんな感じで8月の終わりを迎えている筆者です。

いろんな偏ったゲームジャンルを取り扱っている当blogですが、
意外とアクセス数が多いのが以下の記事。


Steamで遊べる日本式麻雀ゲームの紹介記事ですが、
意外と需要があるようでして、
そして最近でも少しずつ麻雀ゲームが増えつつあるので、
改めて2022年夏版と称して、Steamの麻雀ゲームを紹介してみます。


【麻雀初心者・入門者向け】

●麻雀部 Mahjong Club

麻雀が高校生の部活動として人気を博している世界。
青春を麻雀に賭ける、高校生たちの戦いを描くゲームが本作です。

本作に登場する30人の高校生はそれぞれ固有の能力を持っており、
それを駆使して戦う異能バトルでもあります。
「カンしやすくなる&リンシャンツモを高確率で発生する」
「東場で有効牌を引き込みやすくなる」
「親の配牌を透視できる」
などといった「いかにも」な能力から、
「親番時に高確率で配牌時テンパイ」
「東場で1度でも和了ると南場で役満が入る」
といった強烈な豪運能力の持ち主まで、
一味違った麻雀を遊べるゲームに仕上がっています。
もちろん、能力をOFFにして普通の麻雀を遊ぶことも可能。

高校生(ほとんどが女の子)の麻雀バトルという内容だけ聞くと
咲-Saki-』かな?と思われる人がいると思いますが、
本作では10万点持ちで5人のチームバトルを行う…という、
まんま『咲』のルールで戦えるモードが用意されています(笑)

また本作は中国在住の作者が
「日本の麻雀を覚えたい!」という熱意で作成したゲーム
であり、
そういう経緯もあって、日本麻雀のルールが詳細に解説されています。
麻雀牌の解説から役の条件、点数計算の概要まで、
一通りのトピックは抑えてあるので、
まったく麻雀を知らないという人も大丈夫。

ストーリーモードを一応搭載してあるのですが、
これは単純なテキストノベルで、
しかも現在麻雀対戦にすら至ることなく中断している
(2020年の時点から一切進展もない!)のが難点。
オンライン対戦も実装してますが、
現在では人も少なく対戦がなかなか成立しないのも難。

何はともあれ、「麻雀を覚えるために最初に選ぶ麻雀ゲーム」としては、
本作は悪くない1本
かと思います。


●Kemono Mahjong

こちらはヨーロッパ発の麻雀ゲーム。
このゲームも欧州の人が麻雀を覚えるために作られたという経緯があり、
チュートリアルは先述の『麻雀部』以上に充実しています。

また、特徴的なのは「ケモノ」をタイトルに冠するだけあって、
登場人物がみなケモノ度の高い獣人となっています(笑)
申し訳程度に猫耳やキツネ尻尾をつけたような獣人はおらず、
全員モフモフのガチ獣人なのを見るあたり、カルマが深い(笑)

多少操作性に難がありますが、チュートリアルはしっかりしていて、
またキャラクターに思考ルーチンの差はあれど、
イカサマ技は存在しないので純粋に麻雀を楽しめます。

「麻雀を覚えるために最初に選ぶ麻雀ゲーム」としては、
『麻雀部』と甲乙つけがたい、と個人的には思っています。




【麻雀をコンピューター相手に楽しみたい人向け】

●麻雀 和 -Nagomi-


機能はCPU戦とオンラインマッチング対戦の2つのみ。
この2つに特化した麻雀がこのゲームです。

……とは言え、オンライン対戦機能こそあるものの、
このゲームの対戦部屋が経つことは極めて稀。
オンラン対戦ツールとして期待してはいけません。

それではこのゲームの何が強みかというと、
「余計な演出がなく、イカサマなしでCPUとの対戦に集中できる」
ということ。
他の麻雀ゲームはキャラクターがいたり、
イカサマ技があったり……というゲームもありますが、
このゲームはそういう要素を一切排して、
CPU相手に麻雀を打つこと、ただそれだけを突き詰めています。

ただただ純粋に誰にも邪魔されずに麻雀を打ちたい。
その望みをかなえるのが、このゲームと言えるでしょう。


●Mahjong Pretty Girls Battle
(School Girls Edition)



Steamで一番最初に配信された記念すべき日本式麻雀ゲーム。
医療システムや海外ゲームのローカライズを数多く手がけるZooの製作で、
同社のアダルトゲームブランドMiel/Nornのキャラクターたちと
麻雀バトルを行うゲームになっています。

キャラクターによって多少思考ルーチンは異なるようですが、
麻雀としてはイカサマも特殊能力もない、
王道の4人打ち麻雀ゲーム。

アダルトゲームのキャラクターを使用しているとはいえ、
脱衣要素も一切ない健全な麻雀ゲームです。

本作の特色としては、とにかくプレイが快適な事。
各種待ち時間を最小にすると、
物凄く早いテンポで麻雀が遊べます。

英語圏のユーザーも意識しているようで、
このゲームにも簡単な麻雀ルールの解説はついてますが、
本当に最小限の解説しかないので、
麻雀初心者にはちょっと難しいかも、と個人的には思います。

暇つぶし程度に軽く麻雀を遊びたい、という用途にはおススメ。

なお、無印とSchool Girls Editionの違いは、
登場人物が普通のエロゲーヒロインか、
あるいは学園の制服を着たヒロインか、という点のみです。
それ以外の部分は全く同じなので、好みで決めてしまってよいかと。



【変わり種の麻雀ゲーム】

●4人打ちアクション麻雀

本作は各プレイヤーが1枚ずつ牌を引いて、
捨て牌して…というターン制ゲームではなく、
何と、リアルタイム制を採用した麻雀ゲームになります。

「どういうことなの…」と思われた方。
本作では麻雀牌が2Dフィールドに散らばっており、
それを「倉庫番」に近い要領で自陣に持ってきて手牌にし、
役を完成させるというまったく新しい麻雀なのです。
とは言え役を完成させようとするのは自キャラクターだけでなく、
他の3人のキャラクターも同じ。
時には牌を壊したり、キャラクターの動きを妨害したり…と、
もはや格闘技のごとき押し引きの攻防が繰り広げられます。
(レトロゲームファンの方になら、ゲームシステム自体は
「ペンゴ」に近い…と言えばお分かりいただけるでしょうか)

正直、ゲームとしては一発ネタに近い、
バランスも良い意味でムチャクチャなゲームなのですが、
一度遊んでみると忘れられないインパクトがあります。
お酒を飲みながら麻雀がわかる人4人で対戦したら、
きっとメチャクチャ面白いだろうな…と(笑)

残念なことにオンライン対戦は非搭載ですが、
ネタ要素としては最高でおススメです。



【オンライン対戦麻雀】

●姫麻雀

基本プレイ無料の中国発・オンライン麻雀ゲーム。
日本語にも対応しており、またメインモードも日本麻雀です。
(サブモードとして中国で人気の赤血麻雀もあり)

本作はひたすらランクマッチを駆けあがったり、
イベントをひたすらこなしたり…と、
オンラインマルチプレイ・対人戦が主体のゲームになります。
故に麻雀初心者が入るにはちょっと厳しいかもしれませんが、
麻雀の醍醐味はやはり対人戦にあるので、
ある程度麻雀のルールに慣れてきたら、
オンライン麻雀ゲームに挑んでみるのも良いかと思います。

本作は麻雀の対戦自体は完全無料。
使用キャラクターを増やすためには
課金してガチャを回す作業が必要ですが、
課金要素は一切勝敗には影響しません。
このあたりは、大体のオンライン麻雀で共通ですね。



●麻雀一番街

やはりこちらも中国発のオンライン対戦麻雀ゲーム。
Steam版が9/9に登場予定となっています。

現状はスラム街と揶揄されるほどプレイヤーは少ないのですが、
プロ雀士をアンバサダーとして招いていたりするので、
ユーザー層の増加が今後気になるところです。


●雀皇麻雀

やはりこちらも中国発の近日開始予定のオンライン対戦麻雀……なのですが、
製品タグに「笑える」がついているあたり、期待しない方がいいのかもしれません。


なお、オンライン麻雀で圧倒的ユーザー数を誇る『雀魂』Steamにあるのですが、
なぜか日本からはSteam経由だとまともにプレイできないようです。
まあ普通にブラウザで遊べばいいんですけどね。




【脱衣麻雀(R-18、閲覧注意)】

このカテゴリが書きたかった……!

●夜の賭け麻雀

Steam史上初の脱衣麻雀が本作です。
ただし一般的な脱衣麻雀とは異なり、プレイヤーが操作するのは女の子側。
コンピューターA~Cの誰がトップを取るか、または自分がトップを取るかで、
観られるご褒美シーンが違ってくる……という仕様です。

また、1度ゲームを遊ぶと全員の手牌をフルオープンにする
チートモードが可能になります。
これを使って、どのCPUを勝たせるかという
接待麻雀シミュレーター的な要素もあります。

女の子は1人でシーン数も少ないですが、
声優さんの演技やグラフィックは上質です。
また、脱衣シーンは外部バッチにより提供される形式をとっていますが、
言語別にパッチが分かれている理由をいろいろとご察しできれば……と思います。

こういう変わり種の脱衣麻雀もたまに遊ぶ分にはよいものでありました。


●雀姫的異想世界(The Fantasy World of Mahjong Princess)

打って変わって、こちらは女の子との2人打ちで、
イカサマ技を駆使して女の子を次から次へと倒していく王道の脱衣麻雀。
こういう作品が中国から出てくるあたり、時代は変わりましたね。
中国産ですが、麻雀自体は日本ルールの2人打ち麻雀です。

今作は女の子の数も多く、弟子となる雀士の育成要素も含め、
ボリュームは結構なものがあります。
また、難易度が3段階あり、
最低難易度では天和も珍しくない超強力な配牌補正が得られ、
また最高難易度の終盤ではシミュレーションゲーム並みに、
計画的に点数を奪うプランが重要になります。

かつてゲームセンターで100円をつぎ込んだ世代の方も、
最近のVtuberなどから麻雀に触れた方も、
ぜひとも1度この伝統的な脱衣麻雀の面白さに触れてみて欲しい!と筆者は思います。

このゲームは全年齢版もありますが、果たして需要はあるのやら(笑)



こんな感じで、Steamの麻雀ゲームを一通り紹介してみました。
この記事があなたの麻雀ライフの一助となれば幸いでございます。

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May 15, 2022

令和に大陸から甦る脱衣麻雀。『The Fantasy World of Mahjong Princess(雀姫的異想世界)』

※注意:今回紹介するゲームには、性的な内容が含まれます!

麻雀ゲームが好きです。
でも脱衣麻雀ゲームはも〜っと好きです!
(どの程度筆者が麻雀ゲームを愛しているかは、
当blogの麻雀ゲームカテゴリをご覧ください)

脱衣麻雀と言えば、かつてはゲームセンターの定番だったジャンル。
『スーパーリアル麻雀』『アイドル雀士スーチーパイ』など、
今でも熱狂的なファンを持つシリーズもあります。

しかしながら、90年代以降のゲームセンター健全化の流れ、
そしてアーケードでもネット対戦麻雀を可能にした
『麻雀格闘倶楽部』『MJ』の登場により、
ゲームセンターからは脱衣麻雀はほぼ完全に消え去ってしまいました。

PC向けゲームとしても脱衣麻雀は低予算で作れるなどのメリットもあってか、
いくつか低価格の作品や同人ゲームとしてジャンルを確立してはいましたが、
2022年現在ではPCゲームとしてもあまり見なくなりました。
(某二次創作同人ゲームが権利元に注意されて炎上、みたいなこともあったね)

しかしながら、2022/5/12。
Steamで1本の脱衣麻雀ゲームが配信されました。



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The Fantasy World of Mahjong Princess(雀姫的異想世界)』。

20220514224358_1

対戦相手はかわいい女の子。

20220512212024_1

対戦形式は脱衣麻雀伝統の2人打ち麻雀。
上がることで相手の持ち点を減らしていき、
0にすると女の子の服が破れ、艶やかな姿を拝むことができます。

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また、強力なイカサマ技も搭載。
仲間の女の子たちを調教強化し、スキルを覚えることで、
最終的には強力なダブル役満まで積み込むことが可能。

また、イカサマを使わなくても配牌ツモ補正が非常に強力で、
時には対戦相手もイカサマ技を使ってくることがあるので、
脱衣麻雀ゲームならではの派手な闘牌が楽しめます。

ご褒美シーンはとてもこのblogには貼れないような過激な内容、
しかも無修正、シーン数も45とかなり多く、
単純にSteamエロゲーとしてもクオリティが高いです。


実際のところ、Steamで脱衣麻雀が配信されるのは本作が初めてではありません。

夜の賭け麻雀』というゲームが昨年11月に配信されています。
しかしこちらは4人打ちであり、アーケードの脱衣麻雀とは
まったく別方向の楽しみ方を志向したゲームなのです。
(元々DLSiteで配信されていたゲームだとか。
なお、こちらは英語追加パッチでいろいろ見られる……とだけ)



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故に、こちらの方がかつての脱衣麻雀の伝統を
受け継いでいると言えまして、
ゲームセンターで100円をつぎ込んだ思い出のある方、
または子ども時代に大人が100円をつぎ込んでる様を横目で見ていた方は、
本作をきっと楽しめると思うのです。

そしてここまでで気付いている人も多いかもしれませんが、
本作は日本で開発されたゲームではありません。
日本語メッセージおよび日本語ボイスは収録されておりますが、
文章がかなり拙く、またボイスも奇妙なカタコトボイス。
本作の開発元であるLSJ Productionsは現状この作品のみで、
また検索しても開発元サイト等出てこないので詳細は不明ですが、
おそらく、中国で開発されたゲームだと思われます。

しかし中国開発のゲームながら、
麻雀のルールはしっかりと日本麻雀を採用しており、
しかも脱衣麻雀お約束のイカサマや配牌補正も実装。
開発者が日本の脱衣麻雀にも精通していることが伺えて、
筆者としては結構な驚きではありました。

こうしてSteamを経由して、
日本で滅びてしまった脱衣麻雀が中国発で復活するというのは、
国の勢いの差を改めて感じてしまう
……と個人的には思っています。



ここからは、本作の実績をコンプした筆者による
攻略の要点を簡単に。

本作は「調教」でHP・MP・ツモ補正のいずれかを強化できるが、
正直に言ってどれを選んでも全種少しずつ強化されていくし、
ツモ補正特化で強化しても補正をあまり実感できない
(手が入るときは入る、入らないときは入らない)事が多い。
なので、好きなように強化していいと思われる。

中盤以降は敵の持ち点が増え、
役満1発では飛ばないし相手のツモ補正も強力になってくる。
その場合は大人しく前に戻って資金を稼ぎ、
調教でレベルを上げて、Lv40以降で使用可能になる役満積み込みを
敵の点数を48000以下まで削ってから使って一撃で仕留めるようにすると良い。

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ラスボス・裏ボスは持ち点が10万点を超える。
(裏ボス最終戦は180000点)
ラスボスは字一色、裏ボスは大四喜の積み込みをたまに使用するため、
これらの戦いでは中途半端な上がりは全く意味をなさない。
Lv50以降でダブル役満の積み込みが可能になるので、
スキルポイントを1100ほど貯めてから挑み、
ダブル役満積み込み2発で一気に勝負を決めると良い。

最初に成長させるべき仲間は2人目の悪魔っ子。
奥義の国士無双13面待ち積み込みがほぼ勝ち確と言えるほど強いので、
まずはこの子を育ててクリアを目指したい。

裏ボス最終戦を3回ほど周回すれば、
女の子1人をLv0→Lv50まで持って行けるほど資金が溜まる。
こうしてLv50まで育てた女の子で、
ダブル役満積み込み2発でラスボス最終戦を勝ち抜けば、
最後のご褒美シーンが解禁される(裏ボスは倒さなくていい)。




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ところでこの「べこら」って子、いろいろと大丈夫なんですかね?

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February 22, 2021

欧州産麻雀入門ゲーム『Kemono Mahjong』

『咲 -Saki-』や『闘牌伝説アカギ』といった日本発のアニメが
世界各国に様々なルートで輸出され、
『ファイナルファンタジー14』や『雀魂』など、
グローバルでサービスを行っている麻雀ゲームが増えたこと、
また世界中で人気を博したいわゆるオートチェス系のゲームが
「日本の麻雀に似ている」と各所で評されたことで、
2019年頃から「日本の麻雀」が世界中のゲーマーに知られるようになりました。

以前当blogで「中国発の日本麻雀の入門ゲームがある」ことを取り上げましたが、
2021年、なんとヨーロッパから日本式麻雀の入門ゲームがリリースされてました。



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その名も、『Kemono Mahjong』。

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わざわざ日本語カタカナで「ケモノ」とタイトル画面に書いてある通り、
登場人物は全員獣人です。
しかもパーツ的に猫耳やしっぽが生えたような萌え系のものではなく、
全身もふもふと毛が生えた、ガチのケモノ系。
作り手の方、相当なケモナーですね(笑)

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カットインや個性豊かなセリフまで完備。
登場キャラクターはそれぞれ個性的な打ち筋を持っていて、
CPU対戦はなかなか面白かったり。

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もちろん麻雀を知らない人のための、チュートリアルも完備。

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ほとんど日本式麻雀が知られていない
(というか、"Mahjong"と言えば『上海』のことだと思われている)
欧州生まれのゲームという事で、このチュートリアルも非常にわかりやすく、
今まで麻雀を遊んだことのない人に対する入門にも向いたゲームです。
日本語にも完全対応してます。

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何かと初心者がやりがちな「カン」について、
そのデメリットが明記してある点も個人的にポイント高し。

本ゲームは欧州麻雀連盟
日本式麻雀ルール準拠という事で、
一部日本の標準的なルールと異なる部分はありますが
(30000点持ち開始、4回カンしても流局しないなど)、
麻雀の基本的なルールを覚えるには大して支障はありません。
オンライン対戦機能もあるようですが、
現状はフレンドマッチのみで十分に機能しているとは言い難いです。

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今までの様々な麻雀ゲームを遊んでいると操作性にやや戸惑う部分もありますが、
「麻雀」というゲームを覚えるためのはじめの一歩を踏み出すゲームとして、
筆者はこのゲームを充分におススメします。


しかしこういった入門用ゲームがヨーロッパから出てきたことで、
改めて日本式麻雀のグローバルな広がり方に驚き。



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チュートリアルのクライマックス・点数計算の項目で、
何故か『闘牌伝説アカギ』の文字が書かれた図表が出るのに笑った。

jzunkodj4y at 00:31|PermalinkComments(0)clip!

April 26, 2020

Switchの『スーパーリアル麻雀 LOVE 2〜7!』を購入



Switch版の『スーパーリアル麻雀 LOVE 2〜7!』、
脱衣麻雀愛好家の端くれとして、限定版を購入しました。






スタッフロールは相変わらず黒塗りでした。

当blog参考リンク:
もっと心眼を鍛える大人の事情の脱衣麻雀。Switch版『スーパーリアル麻雀PV』
白い光と黒塗りの境界。Switch版『スーパーリアル麻雀P6』
そして夜が来た―!Switch版『スーパーリアル麻雀P7』


Switchで脱衣麻雀の金字塔作品を気軽にパッケージ購入できるように
なったこと自体は素晴らしい試みだと思うんですが、
当時のスタッフを文字通り「黒歴史」にする試みについては、
筆者は相変わらず不信感を抱いている事を表明しておきます。



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