Wizardry Renaissance

January 19, 2020

PC版『ウィザードリィ 囚われし魂の迷宮』クリア後感想

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2020/1/16に配信されました。
『ウィザードリィ 囚われし魂の迷宮』のPC版
(Steam GOG DMM)。
本来は昨年5月に配信予定だったけれど、
紆余曲折あって今月まで伸びたこの作品。
筆者は20時間ほどプレイして、メインシナリオクリアまで到達しました。
PS3版のDLCにあたる追加シナリオ(修道女の赤き影)は未クリアですが、
この時点でのPC版の筆者の感想を書き残しておきます。


改めてこの『ウィザードリィ 囚われし魂の迷宮』について説明しますと、
最初は2009年12月にPS3でダウンロード専売として配信されたタイトル。
開発ゼロディブ、発売アクワイアという
『剣と魔法と学園モノ。』シリーズの開発陣で送り出された、
「ウィザードリィルネサンス」のシリーズタイトルとなります。
その後続編の『囚われし亡霊の街』とセットで
『ウィザードリィ ツインパック』『ウィザードリィ パーフェクトパック』
としてPS3のパッケージ版が販売、
またダウンロード専売ソフトとしてもiOSやPSVitaにも配信されました。
そして2020年、PS3での配信から約10年を経て、
改めてPC版として配信されるに至ります。

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ゲーム内容的には約10年前に配信されたPS3版から
大幅に変更はありません。
ゲーム開始時に主人公となるキャラクターを
各種族・性別の計10人から1人選び、
名前とボーナスポイントと職業を決めてキャラクター作成。
その後ギルドで同様の手順でキャラクターを作成していき、
6人パーティを編成、ギルドからクエストを受注し、
危険な迷宮の探索、モンスター討伐、
そして強力なアイテムの入手とレベルアップを繰り返し、
迷宮の最深層を目指していく…という、
オーソドックスな3DダンジョンRPGとなっています。

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本作は「ウィザードリィ」を名乗るだけあり、
ダンジョンは暗く、モンスターも強力。
しかしながら過去のウィザードリィ作品に比べると
様々なサポートが充実しておりまして、
「地図」アイテムを持っていれば
ダンジョンマップが何度も表示できますし、
万が一全滅しても主人公はHP1で拠点で復活、
パーティ回収も寺院でお金を払う事で安全に行えます。
またメニューからいつでもセーブ可能な上、
ソフトリセットもいつでも可能なので、
危ない!と思ったら即セーブ地点からやり直すことが可能。
「ウィザードリィ」を冠するゲームの中では、
随一の遊びやすさを誇ります。


PC版の追加要素として、ダンジョンを倍速で移動する
「ターボモード」機能が追加。
PS3版よりも快適に遊べるようになった…のは良いんですが。
有効にするには特定のキーを押しっぱなしにする必要があり、
これはこれでかなり面倒。
個人的にはデフォルトの移動速度が現状の倍速で良いのでは?と思いますし、
技術的に無理ならせめてオプションで切り替えるか、
ボタンを押したら倍速・通常速が切り替わる仕様であってほしかった。

※2020/01/23追記:
アップデートで移動速度について、
「ボタンを押すたびに倍速・通常速が切り替わる」設定が追加されました。

その他、ソフトリセット後にまず使わないスタートボタンを押させる仕様といい、
2020年のゲームとしては細かい操作性の部分で感じる不満があります。

PC版という事もあって、キャラクターポートレートや呪文名の
差し替えが出来ないかどうか気になっていたのですが、
現状、この辺りは難しそうです。
キャラクターポートレートの少なさが本作の欠点の一つ
(種族統一でゲームを進める事が難しい)なので、
将来的に画像取り込みができるようになることを期待したいところ。

Steamのストアページによると
「家庭用機版のDLCをすべて収録している」との事で、
実際にPS3版のDLCシナリオで追加されるダンジョン「シーイン最深部」も
ゲーム開始直後から行けるようになってますが、
PS3『ウィザードリィ パーフェクトパック』に収録されている
やり込みダンジョン「残魂の迷宮」は未収録のようです。

(パッケージソフト付属でDLCではないから?)
「残魂の迷宮」自体は特にシナリオとは関係しませんが、
Lv90Overのモンスターと戦えるボーナスダンジョンというもので、
正直まともに戦えない究極のやり込みのための余興なのですが、
無ければ無いでちょっと残念。

また、現状大きなバグとして、
「Lv8魔術師呪文Wishが正常動作していない」という問題があります。
この魔法を使用すると3つの効果が表示され、
選んだ効果の恩恵が得られる(稀に逆効果発動、Lv8呪文回数全消費)という、
旧作におけるMAHAMAN的な呪文なのですが、
現在のPC版では選択した効果に関わらず、
実際に発動する効果はランダムというギャンブル呪文になっています。
ウィザードリィ第1作(オリジナルとなるAppleII版)の
HAMAN・MAHAMANは効果が選択できない仕様だったので、
もしかしたらそれをリスペクトした…のかもしれませんが、
PS3版のWishではそんなことはなかった上、
Wishは蘇生魔法としてかなり有用なため
(他の蘇生魔法ではパラメータのVitが下がってしまうが、
Wishによる蘇生ではパラメータが下がらない)、
これは早めに直して頂きたい。

※2020/01/28追記:
Wishが正常動作していないバグは1/27のアップデートで修正済みです。

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いろいろと文句はつけていますが、
純粋なダンジョン探索に特化したシンプルなDRPGとして、
本作はかなり遊びやすいタイトルだと筆者は思っています。

PS3の配信が約10年前、しかも当時でも
ダウンロード専売の低価格作品という事もあり、
いろいろと古さやチープさ、
そしてゲーム導入の不親切さを感じる面はありますが、
こういったダンジョン探索と戦闘に特化した、
のり弁のようなシンプルなDRPGも個人的にはアリかと。


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最後に本作に興味を持った方のために、
明日使える攻略のヒントをいくつか書き残しておきます。

本作の司祭(Bishop)は呪文習得速度が魔術師や僧侶と変わらず、
さらに敵のダメージ攻撃を確実に1回は防げるスキル「マジックウォール」が強力。
寄付によって経験値を金で買える本作では識別技能も重要性が高い。
序盤からパーティに入れておいて損はないし、
司祭を新規作成or転職→730000Gを寄付してLv25に上げる→
任意の職業に転職する…という手順で簡単に全魔法習得キャラクターを作れる。
中盤以降730000Gなんて簡単に貯まるので、
ある程度のタイミングで前衛キャラも全魔法習得しておくのが望ましい。

侍・君主はそれぞれ魔術師呪文と僧侶呪文を覚えるが、
今作ではすべての呪文を覚えるわけではない
(各Lvごとに4個ある魔法のうち、2個のみしか覚えられない)。
故に万全を期すなら僧侶→侍、魔術師→君主といった
ウィザードリィ旧作お約束の転職よりは、
全魔法習得済みの司祭から侍・君主に転職した方が良い。

ファイターを倒すと戦士の書、メイジを倒すと魔術師の書…というように、
特定の職業らしき人型モンスターを倒すと
その職業への転職アイテムを稀にドロップする。
転職アイテムによる転職でもLvは1に戻ってしまうが、
性格を気にせず転職できるので便利。

試練の迷宮地下1階に固定敵として配置されている
マーフィーズゴーストLv12バンシーは稀にブシドーブレードをドロップする。
侍と君主が装備可能で、侍にとってはシナリオクリアまで充分に使える強力な武器。
バンシーの1歩前でセーブ→戦闘終了後1歩前に戻りセーブ→
ソフトリセット…の繰り返しで定点狩りをして、
人数分揃えておくのがいいだろう。
但し、前衛にロングソードやバスタードソードなどが行きわたっている状態で、
前衛職の攻撃回数が2回になるLv6以上でないと勝つのは難しいので、
それまでは大人しく地下1階や2階の敵を地道に狩ろう。

シーインの迷宮地下4階には経験値の高い巨人族や、
オーディンソード・ドラゴンカイト・聖なるメイスといった
高額で売り払えるアイテムをドロップするモンスターが多数出現する。
敵レベルも低くブシドーブレードを持った侍がいればまず負けないので、
中盤はここを狩場にして実力をつけていくのがおススメ。

本作には確定で敵と出会えるような小部屋はないが、
扉を開けたときの敵遭遇率はかなり高く設定されている。
経験値稼ぎの際は扉が多いところを往復するのが良い。

迷宮からの脱出魔法Emergency Exitを使っても装備は消えないし、
呪文欄からも消える事はない。
何のデメリットもないのでガンガン使おう。

本作ではレベルドレインを受けても最大HPや能力値は下がらない。
LvUP時に最大HPが現在のレベルの適正値に補正される…という仕様もなく、
レベルアップごとにガンガン最大HPが増えていく。
それを考えると本作のレベルドレインはむしろ最大HPを増やすチャンスである。
(ただし敵の特殊攻撃や魔法に対する耐性にはレベルが関わるので、ご利用は計画的に)


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January 04, 2020

Steam版『ウィザードリィ 囚われし魂の迷宮』2020年1月15日配信決定

2020年、あけましておめでとうございます。
年末年始は雀魂とDQウォークとSteamゲームばっかり遊んでたずんこ。です。


それはともかく、様々な日本のゲームの輸出を手掛けている
XSEED Games社の公式Twitterアカウントから、
『ウィザードリィ 囚われし魂の迷宮』のSteam版が
2020/1/15配信予定と告知されました。



2020/1/4現在、Steamストアページは特に更新されていませんが、
複数の海外ゲームメディアによれば配信価格は$14.99、
配信開始後1週間は10%OFFセールを行うとの事。
日本円での価格は不明ですが、多分1500円になるのではないかと
(おま値にならなければ)。
また、PS3やPSVitaではDLCだった追加シナリオも全収録済み。

配信まで紆余曲折あった本作ですが
(当blog2019年5月8月の記事を参照してください)、
ようやく配信の目途が立ったようで何よりです。

本作の配信決定に伴い、
「ウィザードリィの複雑怪奇な権利問題をどうやって解消したのか」
という疑問をTwitterで見かけましたが、
本作に限らずウィザードリィルネサンスの一連の作品は
特に権利者が不明な旧作ウィザードリィ(#1〜#5)とは一切関係のない
新ウィザードリィ(BCF以降)のライセンスを使用している…という建前でして、
ライセンス許諾元が現在新ウィザードリィの権利を一括管理している
「GMOインターネット」1社で済むため、
今作の配信はさほど難しくなかったものと思われます。
(それでも昨年5月の段階では"PC版の配信許可"をGMO社から得ていなかったらしく、
権利問題化して配信延期になるというトラブルがありましたが)

本作もウィザードリィルネサンス作品の例に漏れず、
「呪文名が違う」「主人公を選ばなければならない」
といった点が気になって遊び辛さを感じる方がおられるとは思いますが、
本作の主人公はゲーム開始時に1人を選ばなければならないだけで、
その後はキャラクターメイキングで作ったキャラクターと
ほとんど扱いに差はありません。
転職も名前変更も自由ですし、ロストもします。
実質的には「パーティ1人の種族・性別が完全固定」
程度で考えておけばよいと思います。
呪文名については「あきらめるんだ…」としか言いようがありませんが、
もしかしたらPC版だから差し替えが効くんじゃ…とほんの少し期待しています
(たぶん無理だと思いますが)。

「バランス崩壊のクソゲーなんじゃないの?」と思っておられる方。
クソゲー扱いされてるのは続編『囚われし亡霊の街』で、
本作はむしろゲームバランスは悪くないです。
元々2000円で配信されている低予算作品のため、
イベントやギミックの少なさや、職業格差は感じますが、
地道に迷宮を一歩一歩踏み進めながら戦闘を繰り返し、
キャラクターのレベルアップとアイテムドロップで
成長を実感しつつまた新たな階層を突破していく、
そういった「ダンジョンクロウル」の根源的な面白さを実感できる
バランスを持ったゲームだと筆者は感じています。


(筆者は『囚われし亡霊の街』のクソゲー扱いにも納得いかない部分があるんだけど、
それは今回の本題ではないので気になる方は『ウィザードリィの深淵2』を読んでね!)



何はともあれ、筆者は1/15の配信開始を楽しみにしています。


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May 30, 2019

Steam『ウィザードリィ 囚われし魂の迷宮』配信延期

以前から当blogで伝えていた、
『ウィザードリィ 囚われし魂の迷宮』がSteamで配信される…という件。

配信予定が本日(2019/05/30)だったのですが、
その当日になって、突然配信延期がアナウンスされました。
現状、配信日は未定となっています。

延期の理由としては
「Due to an unforeseen issue involving IP licensing
 (権利についての予期せぬ問題)」

とだけ記されておりまして、
権利者による何らかの申し立てが行われたものと思われます。


Steamで配信されたウィザードリィ関連の作品について、
権利者による横槍が入ったのは実は今回が初めてではなく、
以前にSteam版『ウィズローグ』に対し権利者の申し立てが入り、
予告なく呪文名が変更された…という前例があります。

当blog関連記事:「ウィズローグの呪文名、突然のチェンジでござる」の巻


現在、ウィザードリィというタイトルの権利を持っているのは、
ウィザードリィ6以降の全世界における販売権を所持しているGMOインターネット社と、
おそらく旧作およびそれに伴う権利を所持している正体不明の海外の権利者
(かつては「FRP Assets」と名乗っていたようですが、現在はその名称ではない)
この2者についてはお互いの持っている権利についての交渉を行ったようですが、
その交渉結果はどうも良い方向に向かわなかったであろう事が、
GMOインターネット社の谷内義人氏のtwitter投稿から推察されます。

また、本作「囚われし魂の迷宮」については、
制作を行ったアクワイア社が作品自体の権利を所持しており、
Steamストアページのシステム要件欄においても、
(c)2009-2019 ACQUIRE Corp. Licensed to and published by XSEED Games / Marvelous USA, Inc.

と、Steam版の販売を手掛けるXSEED GamesおよびマーベラスUSA社に
アクワイア社が許諾を行ったことを推察できる権利表記があります。


今回の配信延期の理由がこの3者のどこから生まれたのかは、
詳細が公開されていないためわかりませんが、
何はともあれ、早期の配信再開を期待したいところです。


もし本作の配信が無期延期となってしまった場合、
今後『ウィザードリィ』を冠する作品の新作、
および復刻は絶望的になってしまうのではないかという疑念が拭えず、
もしかしたらこれは、終わりの始まりなのでは…?と、
個人的には恐る恐る見守っているような状況です。


2019/05/31追記:
XSEED Games公式サイトで「夏配信予定」と公開されました。
ともあれ、すぐに配信される事はなさそうです。

2019/06/05追記:
米kotakuで、今回の延期についての詳報記事が公開されてました。
要点をかいつまんで説明しますと…

・Steam版の開発においてはアクワイアがGMOインターネット社から開発の許諾を得ていた。
・しかし正式な契約は当初の公開予定日(2019/05/30)までに結ばれていなかった。
・GMOインターネットの法務部から連絡を受け取ったのがアメリカ時間で28日であり、
 公開開始予定の1時間前に急遽延期告知をせざるを得なかった。

という事で、今回の横槍はGMOインターネット発で、
原因はアクワイアとXSEED Games社の契約確認ミスによる不手際のようです。

上記の記事中には
「今回のPC移植が上手く行ったら、西側に持ってこれなかった続編を検討する」
との発言もありまして、
今後の展開次第では"あの"『囚われし亡霊の街』の方も来そうではあります。

2019/08/25追記:

XSEED Games社のTwitterアカウントから、
「少なくとも2020年までは配信できない」という旨の告知がなされました。

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October 22, 2017

Android版新生『ウィズローグ』インプレッション

度々当blogで取り上げている、『ウィズローグ』。
2017/10/19に改めてAndroid版がリリースされたので、
実際に遊んでみての簡単な感想を残しておきます。
詳細なゲームの内容については、過去のblog記事を参照願います

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基本的にはSteam版のベタ移植のようで、すべて英語。
日本語への切り替えは存在しません。
呪文名も現状のSteam版と同じく、普通の英語です。

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Steam版と同じく、サーバ選択でオフラインを選択可能。
(オンラインにしても有利な要素はせいぜいフレンド機能程度なので、
通信を気にする人はオフラインの方がいいかも)

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ただ、初期のSteam版にはなかったチュートリアルはきちんと搭載されていて、
少しはわかりやすい導入になっているかと思います。

筆者が遊んでみた限りでは「忠実なSteam版の移植」といった印象でした。
価格もSteam版より安いし、
いつでもどこでも『ウィズローグ』をもう一度遊びたい…という人にはおススメかと。

ただ、どういう訳か現状起動時のロードがとんでもなく長いので、
この点は改善を期待したいところではあります。

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ヘルプのHTMLファイルが抜けてるっぽいんで、そのあたりも改善希望(笑)

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March 12, 2017

ウィズローグの呪文名、再チェンジ&DQ10公式サイトにまさかの名前が刻まれてた

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Steam版『ウィズローグ』の呪文名がまたもや変更され、
一部残っていた旧呪文風の名称(Mamelitoなど)が完全に排除されました。
ただこれも突貫工事のせいか、一部名称が効果と一致していない呪文があり
(雷属性の攻撃魔法が「Flame」など)、
今後また変わる可能性があるかもしれません。
なんというか、お疲れ様です…

話は変わりまして、DQ10では「第4回アストルティア・ナイト総選挙」
(作中に登場する男性NPCの人気投票)が行われておりまして、
各候補者へ多く票を投じたプレイヤーベスト3が公式ページで公開されているのですが。
DQ10_treborwerdna

候補者の1人である「ペリポン」に票を投じた上位3名の名前が、
なんと「トレボー」に「ワードナ」に「リルガミン」。
ウィザードリィプレイヤーには馴染み深い名前が勢ぞろい。
狂王閣下に大魔道士殿、いったい何やってんですか!
ドラクエがウィザードリィの影響を受けて生まれてきたのは周知の通りですが、
まさか、DQ10の公式サイトにまで
ウィザードリィの固有名詞が刻まれる日が来るとは思ってませんでした…(笑)

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March 08, 2017

「ウィズローグの呪文名、突然のチェンジでござる」の巻

時は2017年3月7日。
仕事から帰ってきてご飯を炊いてネットを一通りチェックして、
ご飯を食べて『ウィズローグ』を立ち上げたところ、何か違和感。

「もしかして…呪文名、入れ替わってるー!?」

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…という訳で、Steam版『ウィズローグ』がアップデートを経て、
呪文名がいわゆる旧Wizardry(シナリオ1〜5)に登場するものから、
通常の英単語を並べたものに変更されてました。
(変更されなかった「旧wizにない」呪文名も一部ある("Tildidol","Mamelito"など))
2019/05/30追記:
現行バージョンではすべての呪文名が英単語によるものに修正済みです。


ウィザードリィのマニアならご存知のように、
旧シリーズの呪文名は原作者アンドリュー・グリーンバーグ氏と、
ロバート・ウッドヘッド氏により考案された固有名称であり、
これらの名称を使用するためには、旧作の権利者の許諾が必要になります。
(そしておそらくこの権利は日本にはなく、海外の権利者の下にある)

但し、この権利が及ぶのは「アルファベット表記」に関してであり、
「カタカナ」で表記する分には問題ない
…という解釈で
(参考:4Gamer.net「いま明かされる「ロスト」の仕様――“喜怒哀楽”を喚起し,プレイヤーの記憶に残るゲーム体験を提供する「Wizardry Online」について,二人のプロデューサーに聞いた」)
『ウィザードリィオンライン』や、スマホ版『ウィズローグ』では、
「マハリト」や「ディオス」といった呪文名が使われていました。

そして、今回のSteam版『Wizrogue』。
元のスマートフォン版ではカタカナ表記の旧呪文名が使われていたので、
おそらく、呪文名等の権利等は深く気にせず、
そのままアルファベットに置き換えていたのだろうとは思いますが、
案の定、今回の差し替えと相成りました。

この差し替えについては開発者曰く
Sorry folks, licence owner decision. Vis major...
(すいません皆さん、ライセンス保持者の決定です。不可抗力なんです…)

との事ですが、この「ライセンス保持者」が元々ウィズローグを制作したタイトーなのか、
あるいは現在のウィザードリィを実質的に管理しているGMOインターネットなのか、
はたまた得体の知れない第三勢力なのかは不明です。

この呪文名の変更は公式のアップデート告知に一切明記されておらず
公式な回答は前述のフォーラムの開発者の発言のみと、
開発メーカーの説明不足を個人的に感じるのですが、
それはともかく、改めてウィザードリィの権利関係の難しさを感じた出来事でございました。

2019/5/30追記:
一部の憶測による不確実な記述を修正しました。

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March 05, 2017

『ウィズローグ』序盤の経験値稼ぎポイント

仕事の追い込みで休日出勤など、
今週は筆者はまとまったゲームの時間が取れなかったのですが
(Switch関連の話題はひたすら横目で眺めてましたよ…)
地道に『ウィズローグ』は続けています。

そんな中で筆者おススメの、序盤から使える経験値稼ぎをご紹介。

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ダンジョン選択の「MASTER」タブ、上から2つ目の
宝石名(曜日ごとに変わる)を冠した日替わりダンジョンが美味しいです。

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中でも、経験値稼ぎに適したのは中央2つ。

☆1の方は地下1階のみ、敵1体のグループが数多く出現するダンジョンで、
囲まれさえしなければ駆け出しの冒険者でも割と楽に敵の全滅が可能。
それでいて報酬が経験値1500(6人パーティの場合)、
さらにUCの経験値素材とC進化素材が手に入るので、
ゲーム開始直後や新人の育成にはもってこいです。

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☆2のダンジョンは敵の数が1グループあたり3体に増えてますが、
これを1ターンで殲滅できる前衛の攻撃力を確保できればカモになります。
こちらは経験値約5000+R経験値素材と、効率は非常に良いです。
但し、稀に強力な敵も出現するため
(土日であれば超回避力+マハリトを放つライフスティーラーが出てくる)、
安定して戦うためにはLv15以上は欲しいところです。

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February 26, 2017

大復活って何か素晴らしい響きね。Steam版『ウィズローグ』ファーストインプレッション

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2/25に公開されてました。
Steam版『Wizrogue - Labyrinth of Wizardry』
軽く遊んでみたので、ファーストインプレッションを書いていきたいと思います。

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改めて『ウィズローグ』の紹介をしますと、
様々な職業の組み合わせによる6人パーティや世界観は『ウィザードリィ』で、
自動生成の迷宮を探索するといった部分は『ローグ』を踏襲したゲームです。
スマートフォン版はタイトーが当初からアーケード版のリリース・連動を予定していたなど、
かなり気合が入ったタイトルだったようですが、
そんな気合は空回りしたのか、わずか10か月でサービス終了。

そんな『ウィズローグ』を掬い上げたのが、
ポーランドのパブリッシャーForever Entertainment S.A.
この会社が英語ローカライズを施してリリースしたのが、今回のSteam版です。

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Steamでの再リリースにあたり、一番大きな変更点は「買い切りになった」こと。
スマホ版は基本無料+アイテム課金というスマホでは定番の料金形態でしたが、
今回のPC版は¥1,180で購入、以降アイテム課金は無しという安心形態。
いわゆる「スタミナ」的なものも撤廃されたので、
思う存分ゲームに没頭することができます。

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ただ、課金で買えたポイント(WizJewel,以下WJ)を使って、
ガチャを回して強力な冒険者をゲットしたり、
WJ専用アイテムを買って冒険を有利に進める…といった、
F2P出身ならではの仕組み自体は残っています。
これらのポイントは、ダンジョンを探索して入手するという形式に変更されました。
(このゲームにはキャラクターメイキングはありませんが、
ガチャで入手したキャラクターの名前変更は可能です。
またガチャ演出も「ダイスロール」であり、何とも懐かしい気分になれます)

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スマホ版で期間限定イベントとして公開されたダンジョンも、ほぼすべて収録。
これだけでボリュームがかなりあって、圧巻です。
(「巨人を倒してタイガーダガーを獲得する」という、
デイリースポーツ紙とのコラボクエストだけ未収録の模様
素材ガチャを回すとこのクエストに挑めるとTwitterでご指摘頂きました)


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ファイナルファンタジーとのコラボクエストもしっかり収録していて、
プリンやボムが敵で登場。(クエスト名:"Alien Invader")
スクエニとタイトーは同じグループの会社とは言え、これも再利用して大丈夫なのか…?

追記:FFコラボクエストは削除されました。

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どういう訳かゲーム開始時のチュートリアルが削られている
(チュートリアルクエストが全部クリア済みの状態で始まる)といった、
ちょっと謎に感じる部分もありますが、
ひたすら敵を倒し倒し薙ぎ倒し、レベルアップしたキャラクターの成長や、
宝箱から出てきた未鑑定アイテムに一喜一憂する…といった『ウィザードリィ』の楽しみと、
1つの行動の選択が生死を分ける『ローグ』の緊張感が、
いい具合にブレンドされたゲームであることは間違いないかと。

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日本語がなくなって英語のみになったことに抵抗感を感じる人もおられるとは思いますが、
大して英語が重要なゲームでもないので
(スマホ版の攻略wikiの内容が結構役に立ちます)、
興味のある方は、是非ともチャレンジを。



↑筆者のプレイ動画。このゲームは音楽が素晴らしい…!

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January 29, 2017

まさかの『ウィズローグ』大復活

Wizrogue - Labyrinth of Wizardry

Steam見たら、なんか『ウィズローグ』のストアページが出来てるよ!?

ウィズローグ』は2014年にタイトーがサービス開始した、
「ウィザードリィルネサンス」シリーズの1作となるスマートフォン向けF2Pゲームです。
タイトルの通り、『ウィザードリィ』と『ローグ』の融合を標榜しており、
スマートフォン向けに1プレイ10分前後に落ち着くローグライクゲームとなっていました。

しかしながらサービス開始当初はローグライクとしてのゲーム性を追求しすぎたせいか、
キャラクターの成長面が今ひとつ面白くなく
(魔術師系のキャラクターが長いことスペル1回しか使えず、お荷物だったり…)、
また日本で人気の高い初期のウィザードリィを意識したこともあって、
ゲームバランスがかなりシビアで、人を選ぶゲームであったのも確かでして、
発表時には「日本のWizファンのためのウィザードリィ最新作!」「アーケード版も開発中!」と大きく出たにもかかわらず、
たった10か月でサービス終了と相成ったゲームでした。

そんなゲームが突然Steamに現れたものだから、ただただ驚きました(笑)

サービス開始は今年の第1四半期を予定。
配信元はForever Entertainment SA.というポーランドの会社で、
ストアページには英語のみ日本語なしと表記されている点から、
おそらくこの会社がゲームの権利を買って海外向けに配信するものと思われます。

初期こそ酷いゲームだったけれど、アップデートでそれなりに改善はされていましたし、
ZUNTATAの土屋昇平氏による音楽も素晴らしいタイトルだったので、
再び表舞台に出る機会が訪れたのは何よりです。

それにしても死んでしまった基本無料アイテム課金ゲームが、
こういった形で海外主導で復活する時代が来るとは、思いもしませんでした…w

2016/02/26追記:
Steam版のファーストインプレッションを書きました。

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July 30, 2013

ソーシャルとしての王道を行く『ウィザードリィ 戦乱の魔塔』

以前の記事で「このゲームのために携帯を買い替えた」と宣言した、
ウィザードリィ最新作『戦乱の魔塔』。
昨日(2013/07/29)、ついにAndroid版がリリースされたので、
さっそく遊んでみました。

Screenshot_2013-07-30-23-34-08

タイトル画面。
グレーターやレッサーを押さえてサッキュバスがセンター!(笑)

最初に言っておきます。
このゲーム、既存のWizardryとは全く異なるゲームです。
いわゆる旧Wizとも、新Wizとも、8とも、無論ネメシスとも(笑)
その他独自性の高いと言われたエクスや、オンラインとも、全く違ったゲームです。

それでは、どんなゲームなのか。
ある程度携帯電話で流行のゲームを遊んだことのある人なら、
次の1枚のスクリーンショットでこのゲームの内容が理解できるでしょう。


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怪盗になったりアイドルをプロデュースしていたり
絶対防衛しちゃうもん!と口走ったりエクスカリバーの約百万人目の主だったり
俺がガンダムでロワイヤルだったりする経験が1度でもある方には、
ご理解が頂けたかと思います(笑)


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ダンジョンをタップしてオートで進行、時には仲間との絆を深めながらダンジョン踏破率を100%まで高め、

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時には迷宮の中で出会った冒険者や、友好的なモンスターを仲間に引き入れ、

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ダンジョンの最深部にいる巨大なボスモンスターを撃破し、

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主力となる冒険者(モンスター)に、仲間の力を引き継がせる。
さらに同じ魂を持つ者同士を融合させ、新たな力を持つ者として覚醒させる。

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さらに冒険者を率いるあなた自身のレベルを高め、体力や統率力を身に付け、
新たな冒険者や財宝を求め、ダンジョンの奥へどこまでもどこまでも潜っていく。
時には他の冒険者に戦闘を挑み、財宝を奪うこともあなたには許されている。


そうです。
このゲームは、今や「ソーシャルゲーム」という枠では一大ジャンルとなった、「カードバトルRPG」。
俗に言う、「ロワイヤルクローン」のゲームです。

ダンジョンに潜り、お宝を集め、
5枚のカードを攻撃・防衛にそれぞれ割り振って、
お宝を他のプレイヤーと奪い合い、
カードに他のカードを合成して強化、同じカードを合成して覚醒、
レア以上のカードは基本的に有料ガチャで入手…という、
何から何までほぼ「モバマス」あたりと同じようなシステムです。
(ちなみにモバマスの運営も、この作品と同じくバンダイナムコゲームス)


ここまで読まれた方の中には、
「これのどこがWizなんだよ!」
「なんでこんなゲーム性の薄いソーシャルゲームなんかに…」
といった感想をお持ちの方も多いかと思います。


…しかし。
以下の感想はあくまで、個人的な主観だと前置きしなければなりませんが。

このゲームはロワイヤル系によくある「ブラウザ上で動作するゲーム」ではなく、
一般のゲームアプリと同じ、「ネイティブアプリ」に分類されます。
従ってBGMや効果音はありますし、ダンジョンの進行テンポは軽快。
ダンジョンで冒険者に遭遇したり、親愛度が上がったタイミングで少し読み込みが入るのは難点ですが、
各冒険者やモンスターに付けられたテキストなどと合わせ、
ファンタジーRPGの雰囲気は非常に良くできているかと。
既存のゲームエンジンに絵だけ取ってつけたような凡百のロワイヤルクローンとは、
まったくもってクオリティが違う!という点は、褒めるべき点かと思います。


いわゆる「Wizらしさ」を問う声についてですが、
そもそも「Wizらしさ」なんてネメシスの時点で本家のSir-tech社が放棄してますし
(本来別タイトルで開発されていたが、「日本で売る」ためだけにWizの冠をつけた逸話がある)、
「これこそがWizらしさだ!」というのを主張する事自体が個人の主観によるところが多く、
無意味だと思うのですが、如何でしょうか(暴言)

それはともかくとして。
このゲームには「ウィザードリィルネサンス」のモンスターが総登場しており
(その中には当然、旧Wizの定番モンスターも多い)、
そんなモンスターを多数引き連れて「ワードナ様の逆襲ごっこ」や、
逆に美女ばかりの冒険者で固めてハーレム…というロールプレイができるのは魅力かと。
既存のWizとは異なる形ですが、こういう方向性で想像力を使うのも楽しいのではないかと思います。


以下、筆者の感想のまとめ。
「WizardryはダンジョンRPGであらねばならない!」という方には、絶対に向きません。
しかし、ソーシャルゲームとしての出来は決して悪くないですし、
ソーシャルゲームに求められる「暇つぶし」としての用途を、
ファンタジー系の世界観で満たしたい方にとっては、遊んでみる価値があるのではないか。
そう筆者に感じさせたゲームであります。
少なくとも筆者は、「モバマス」と共に並行して進めていく所存です。

という訳で、以下に招待ID(半角9桁)を張っておきますので、
最初のログイン時に入力してもらえればレアガチャチケット1枚をボーナス入手できます。
(そして入力してもらえれば筆者にはサッキュバスがやってくる。まさに外道!)
【 GJUMKOYO6 】


※2015/04/30 追記:
2015/06/30でのサービスの終了が告知されました。
意外と長く持ったな…というのが正直な感想ですが、
「こういったWizardryもあった」という事だけは後世にも残していきたいところ。


jzunkodj4y at 23:57|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!