November 08, 2020

『黄泉ヲ裂ク華』ソロプレイのススメ


2020/10/15にSwitchとPS4で発売されていました。
エクスペリエンスの最新DRPG『黄泉ヲ裂ク華』。
発売から3週間が経ち、
そろそろ「クリアした!」という方も多いのではないでしょうか。

全体的にユーザーフレンドリーな作りであり、
非常に良く出来たDRPGなのは間違いないんですが、
今一つ物足りなさを感じる…
そんな猛者の方々におススメするのが、「ソロプレイ」!

筆者はXboxOne版を遊んだ上で、
再度Switch版を遊んだのですが、
その際に「ソロ縛りプレイ」で遊んでみて
凄く面白かったので、今回その紹介を書いてみたり。


※注:
この記事はすでに1度『黄泉ヲ裂ク華』をクリアした
プレイヤー向けの記事になります。

まだ『黄泉ヲ裂ク華』をプレイされていない方は、
今すぐお店で購入なりダウンロード購入なりして、
ゲームをクリアしてからこの記事を読み直してください(笑)

筆者のXboxOne版のプレイ感想はこちらから!


『ウィザードリィ』の昔から、
パーティを編成してダンジョンに挑むDRPGでは
あえて1人パーティで挑んでみる「ソロ縛り」が
定番の縛りプレイだったりするのですが、
本作はDRPGの中でも特にソロ探索に向いたゲームなのです。

何故なら本作は「スキル・能力値振り直し自由」で、
間違った育成をしてしまった、
あるいは能力値を振り間違えて詰んだ…ということが
事実上起こりえないゲームだからです。

また、本作の「スイッチブースト」を活用する事で
コストを消費せずに敵と戦ったり、
また「耐電スイッチ」を利用する事で
ヒーラー職が居なくてもHP回復が出来たり…と、
ソロでも長期探索を可能にできるシステムも揃っています。

さらに、このゲームではソロで進行する事によって、
通常プレイでは得られないメリットもあります。

・自由なキャラクタービルドが楽しめる
通常の6人パーティでは得られるスキルポイントが決して多くなく、
キャラクタービルドの幅が結構限られてしまうのですが
(もちろん、その制限の中でどう割り振るかという楽しみはある)
ソロプレイではダンジョン内に配置された能力値成長アイテムや、
スキルポイント増強アイテムを1キャラに独占でき、
また経験値も独占出来てレベルアップも非常に速いため、
能力値やスキルポイント振りが6人パーティに比べて自由に行えます。
当然振り直しもできるため、
キャラクタービルドの自由度は圧倒的に高いです。

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筆者が全クエストクリアを達成したときのパラメーター。
ソロ探索ではここまで育ちます(笑)


・全滅のデメリットがない
6人パーティだと全滅してしまった際、
主人公以外の5人を蘇生させなければならない
(蘇生費がかかる)というデメリットがありますが、
ソロプレイではこのデメリットが全くありません。
当然ソロは死にやすいので頻繁に全滅する事になりますが、
これにデメリットがないのでトライ&エラーが容易です。


・武具の強化の手間がかからない
6人パーティだと全員の武具をどう強化していくのかを
所持アルゲンと相談しながら考える事になりますが、
ソロでは1人だけ徹底強化すればいいのである意味楽。


・隊列破壊が全く怖くない
中盤以降、敵の隊列破壊攻撃はかなりの脅威になり、
対策を考える必要が出てきますが、
ソロでは全く影響がありません。


もちろん、ソロプレイではデメリットもありまして、
とにかく攻撃の手数が足りなくなってきます。
6人パーティに比べ1/6の行動しかできないので、
単純に戦力が揃わないにも関わらず、
敵が集団で攻めてくる最序盤、
そして凄まじい量のHPを自動回復するようになる
中盤以降のボス戦では、
ソロ探索ではかなりの苦難を強いられることになります。


とは言え、実際にやってみると意外となんとかなるものでして、
例えばソロ探索に向いた職種を上げてみますと…

・闘術工
HP自動回復を得るパッシブスキル「内気功」、
そして敵の攻撃に対してカウンターする「反撃」が序盤で非常に有効です。
「反撃」の発動率は高くなく、威力も通常攻撃のおよそ半分と、
通常のプレイでは正直言って微妙なのは拭えないのですが、
ソロプレイではすべての攻撃ターゲットが自分に来るため、
発動できる機会が非常に多く、十分なダメージソースとなり得ます。
特に序盤の(自動回復を持っていない)ボス相手には、
ひたすら敵の攻撃を防御と耐電スイッチ&内気功の自動回復で耐え、
反撃でダメージを蓄積していく…という戦略がかなり有効。

また、数で攻めてくるザコを相手にするのにもってこいな「旋風撃」、
余裕が出てきたら単体火力として優秀な「諸刃撃」など、
ソロ探索向きの攻撃スキルも習得します
(「諸刃撃」のデメリットは内気功で打ち消せる)。

専門闘術工に昇進すれば内気功の自動回復と
反撃発動率を高める事ができ、
さらに「大旋風撃」は敵が仲間を呼び寄せるボス戦で、
取り巻きごとまとめて一掃するのに有効。
全体的にソロ探索での安定性が高まる職種かと。


・総合斬術工
昇進前の斬術工はせいぜいカタナ二刀流が装備出来る…程度で、
あまりソロ向きではない職種なのですが、
総合斬術工に昇進すると一気にソロ向きのスキルが揃います。

敵のあらゆる攻撃を確率回避する「身代わりの術」、
そして敵の攻撃を回避すると1.5倍威力の反撃を叩き込む「蜂の心得」。
敵の攻撃が集中するソロではこの2種のパッシブスキルのコンボが
発動しやすく、そして非常に強力で、
カタナの即死攻撃を敵一列にぶち込める「旋風撃」や、
複数回の攻撃を単体に叩き込む「連ね突き」、
そしてあらゆる攻撃に確率で追加攻撃を入れる「追撃」を組み合わせると
ソロでは不足しがちの手数を一気にカバーできます。

カタナの攻撃力は全体的に低めですが、
カタナのマスタリーパッシブ「カタナ習熟」、
そして「HPが1でも減っていれば常時攻撃力+40%(最大強化時)」という
地味にトンデモなパッシブ「覚悟の心得」のおかげで、
ボス戦でも充分すぎるほどの火力が出ます。

HPの回復は耐電スイッチとアイテム頼りになりますが、
ソロで不足しがちな火力を補うのに最適で、
中盤以降増えてくる、強烈な自動回復持ちのボスと戦うのに
向いている職業かと思います。


他にも様々な組み合わせが考えられまして、
自由にいろいろ試行錯誤しながら進められるのが
ソロ探査の良さかと思います。

通常の6人パーティを組んだ探索とは、
また違った面白さがあるのです。



ここまで読んで「もう1回遊んでみようかな…」
と思われたそこのあなた!

もう1周行け!
行って、弾けてみろ!

(ゲームが違います)



jzunkodj4y at 22:47│Comments(0)clip!3DダンジョンRPG感想 | XTH

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