January 04, 2020

Steam版『ウィザードリィ 囚われし魂の迷宮』2020年1月15日配信決定

2020年、あけましておめでとうございます。
年末年始は雀魂とDQウォークとSteamゲームばっかり遊んでたずんこ。です。


それはともかく、様々な日本のゲームの輸出を手掛けている
XSEED Games社の公式Twitterアカウントから、
『ウィザードリィ 囚われし魂の迷宮』のSteam版が
2020/1/15配信予定と告知されました。



2020/1/4現在、Steamストアページは特に更新されていませんが、
複数の海外ゲームメディアによれば配信価格は$14.99、
配信開始後1週間は10%OFFセールを行うとの事。
日本円での価格は不明ですが、多分1500円になるのではないかと
(おま値にならなければ)。
また、PS3やPSVitaではDLCだった追加シナリオも全収録済み。

配信まで紆余曲折あった本作ですが
(当blog2019年5月8月の記事を参照してください)、
ようやく配信の目途が立ったようで何よりです。

本作の配信決定に伴い、
「ウィザードリィの複雑怪奇な権利問題をどうやって解消したのか」
という疑問をTwitterで見かけましたが、
本作に限らずウィザードリィルネサンスの一連の作品は
特に権利者が不明な旧作ウィザードリィ(#1〜#5)とは一切関係のない
新ウィザードリィ(BCF以降)のライセンスを使用している…という建前でして、
ライセンス許諾元が現在新ウィザードリィの権利を一括管理している
「GMOインターネット」1社で済むため、
今作の配信はさほど難しくなかったものと思われます。
(それでも昨年5月の段階では"PC版の配信許可"をGMO社から得ていなかったらしく、
権利問題化して配信延期になるというトラブルがありましたが)

本作もウィザードリィルネサンス作品の例に漏れず、
「呪文名が違う」「主人公を選ばなければならない」
といった点が気になって遊び辛さを感じる方がおられるとは思いますが、
本作の主人公はゲーム開始時に1人を選ばなければならないだけで、
その後はキャラクターメイキングで作ったキャラクターと
ほとんど扱いに差はありません。
転職も名前変更も自由ですし、ロストもします。
実質的には「パーティ1人の種族・性別が完全固定」
程度で考えておけばよいと思います。
呪文名については「あきらめるんだ…」としか言いようがありませんが、
もしかしたらPC版だから差し替えが効くんじゃ…とほんの少し期待しています
(たぶん無理だと思いますが)。

「バランス崩壊のクソゲーなんじゃないの?」と思っておられる方。
クソゲー扱いされてるのは続編『囚われし亡霊の街』で、
本作はむしろゲームバランスは悪くないです。
元々2000円で配信されている低予算作品のため、
イベントやギミックの少なさや、職業格差は感じますが、
地道に迷宮を一歩一歩踏み進めながら戦闘を繰り返し、
キャラクターのレベルアップとアイテムドロップで
成長を実感しつつまた新たな階層を突破していく、
そういった「ダンジョンクロウル」の根源的な面白さを実感できる
バランスを持ったゲームだと筆者は感じています。


(筆者は『囚われし亡霊の街』のクソゲー扱いにも納得いかない部分があるんだけど、
それは今回の本題ではないので気になる方は『ウィザードリィの深淵2』を読んでね!)



何はともあれ、筆者は1/15の配信開始を楽しみにしています。


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