August 25, 2019

Steam『ウィザードリィ囚われし魂の迷宮』配信再延期

いろんな現実逃避にひたすら神の座を周回していたり、
麻雀闘牌を繰り返して軽庫娘ちゃんをお迎えしたりと、
筆者はそんな感じの今日この頃を過ごしております。

それはともかく、ウィザードリィ絡みで気になった話題をご紹介。



今年5/29に配信予定とされながら、
突如配信日直前に配信中止が告知され、
現在もそのまま未配信の状態が続いていた
Steam版『ウィザードリィ 囚われし魂の迷宮』。

どうやら本作の開発を手掛けたアクワイア社と配信を行うXSEED Games社、
そして現在ウィザードリィの権利を掌握しているGMOインターネット社との間で、
Steam版のライセンス契約が正式には結ばれていなかった模様で、
その影響で未配信となっているような状況でした。
(当時の状況をまとめた筆者blog記事)

まあ、ライセンス契約を結び直すくらいならそんなに手間がないだろうし、
XSEED Gamesも改めて「2019年夏配信予定」としていたしで、
そう時間はかからずに配信開始するんじゃないかな…
と、筆者は思っていたわけですが。


今週、XSEED GamesのTwitterアカウントで、
上記のような告知がなされました。
告知内容を要約してみますと…

残念ながら、予期せぬ「ウィザードリィ」のライセンス問題のため、
2019年度中のPC向けの配信はできません。
権利者との話し合いの結果、2020年初頭まで発売出来ないという結論です。

我々はこのゲームを是非とも出したいと思っていますし、
この延期を我慢して下さるファンの皆様に感謝しています。
出来る限り早く詳細を共有できればと思います。

という事で、配信予定が2020年初頭以降に再延期となりました。

初報からここまで時間がかかった上で、この告知という事は、
筆者の想像以上に権利関係の調整がこじれていたものと思われます。

改めて、ウィザードリィの権利関係の複雑さを認識する次第。


それはともかく、本作のSteamフォーラムや、
前述のXSEED Gamesのツイートに対するリプライを見るに、
「本作を楽しみにしている」という、
海外ゲーマーの意見は結構な数があります。

海外で正式に発売される3Dダンジョン形式の『ウィザードリィ』としては、
『BUSIN Wizardry Alternative』
(英名:"Wizardry: Tale of the Forsaken Land")以来、
約20年ぶりの新作となる訳でして、
あちらでも『ウィザードリィ』を楽しみにしているゲーマーは多いのです。

一部で見受けられる過激な意見に、
「ウィザードリィは海外では"全く"人気がなく、人気があるのは日本だけ」
というものがありますが、実際のところ全くそんなことはありません。

ウィザードリィと同様の3DダンジョンRPGである
『世界樹の迷宮』シリーズは海外で『Etrian Odyssey』シリーズとして
それなりの人気を誇っておりますし、
『エルミナージュゴシック』の海外PC版は、
「ウィザードリィ1〜5の正統な後継作」と多くのユーザーが評するなど、
海外でもウィザードリィ系の3DダンジョンRPGの愛好家は多数おられるのです。

我々も含め、世界中の『ウィザードリィ』、
そして3DダンジョンRPG・DRPGファンが、
幸せになるような結果を迎えてほしい。
筆者は、ウィザードリィ絡みの権利関係についてそう願う次第です。

この記事へのコメント

1. Posted by 神器ジェム欲しい   August 26, 2019 22:12
これは遊んでみたかったけど待つしかないですね…
DRPG欲求が我慢できなかったので
セール中だったデモンゲイズ2を買いましたが
やはりトレハンは楽しくてずっとやっています
キャラクリエイトが無い事と
ポータル系の瞬間移動が無い事が残念でした
2. Posted by ずんこ。(jzunkodj4y)   August 27, 2019 00:47
近年はMALOR系の座標指定テレポート魔法はなく、
魔法としては拠点へ引き返すのみが用意されて、
ダンジョン内でエレベーターやワープ装置といったショートカットが用意されてるタイプが主流になってますね。
囚われし魂の迷宮は座標指定テレポート魔法(Free Warp)がありますが、
終盤につれてワープ侵入禁止ゾーンが増えてくるという折衷のようなタイプになってます。

キャラクターメイキングも同様に主人公を1人選択して、
残りのメンバーをキャラクターメイキングして…という折衷型だったり。

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