May 30, 2019
Steam『ウィザードリィ 囚われし魂の迷宮』配信延期
以前から当blogで伝えていた、
『ウィザードリィ 囚われし魂の迷宮』がSteamで配信される…という件。
配信予定が本日(2019/05/30)だったのですが、
その当日になって、突然配信延期がアナウンスされました。
現状、配信日は未定となっています。
延期の理由としては
「Due to an unforeseen issue involving IP licensing
(権利についての予期せぬ問題)」
とだけ記されておりまして、
権利者による何らかの申し立てが行われたものと思われます。
Steamで配信されたウィザードリィ関連の作品について、
権利者による横槍が入ったのは実は今回が初めてではなく、
以前にSteam版『ウィズローグ』に対し権利者の申し立てが入り、
予告なく呪文名が変更された…という前例があります。
当blog関連記事:「ウィズローグの呪文名、突然のチェンジでござる」の巻
現在、ウィザードリィというタイトルの権利を持っているのは、
ウィザードリィ6以降の全世界における販売権を所持しているGMOインターネット社と、
おそらく旧作およびそれに伴う権利を所持している正体不明の海外の権利者
(かつては「FRP Assets」と名乗っていたようですが、現在はその名称ではない)。
この2者についてはお互いの持っている権利についての交渉を行ったようですが、
その交渉結果はどうも良い方向に向かわなかったであろう事が、
GMOインターネット社の谷内義人氏のtwitter投稿から推察されます。
また、本作「囚われし魂の迷宮」については、
制作を行ったアクワイア社が作品自体の権利を所持しており、
Steamストアページのシステム要件欄においても、
と、Steam版の販売を手掛けるXSEED GamesおよびマーベラスUSA社に
アクワイア社が許諾を行ったことを推察できる権利表記があります。
今回の配信延期の理由がこの3者のどこから生まれたのかは、
詳細が公開されていないためわかりませんが、
何はともあれ、早期の配信再開を期待したいところです。
もし本作の配信が無期延期となってしまった場合、
今後『ウィザードリィ』を冠する作品の新作、
および復刻は絶望的になってしまうのではないかという疑念が拭えず、
もしかしたらこれは、終わりの始まりなのでは…?と、
個人的には恐る恐る見守っているような状況です。
2019/05/31追記:
XSEED Games公式サイトで「夏配信予定」と公開されました。
ともあれ、すぐに配信される事はなさそうです。
2019/06/05追記:
米kotakuで、今回の延期についての詳報記事が公開されてました。
要点をかいつまんで説明しますと…
・Steam版の開発においてはアクワイアがGMOインターネット社から開発の許諾を得ていた。
・しかし正式な契約は当初の公開予定日(2019/05/30)までに結ばれていなかった。
・GMOインターネットの法務部から連絡を受け取ったのがアメリカ時間で28日であり、
公開開始予定の1時間前に急遽延期告知をせざるを得なかった。
という事で、今回の横槍はGMOインターネット発で、
原因はアクワイアとXSEED Games社の契約確認ミスによる不手際のようです。
上記の記事中には
「今回のPC移植が上手く行ったら、西側に持ってこれなかった続編を検討する」
との発言もありまして、
今後の展開次第では"あの"『囚われし亡霊の街』の方も来そうではあります。
2019/08/25追記:
XSEED Games社のTwitterアカウントから、
「少なくとも2020年までは配信できない」という旨の告知がなされました。
『ウィザードリィ 囚われし魂の迷宮』がSteamで配信される…という件。
配信予定が本日(2019/05/30)だったのですが、
その当日になって、突然配信延期がアナウンスされました。
現状、配信日は未定となっています。
延期の理由としては
「Due to an unforeseen issue involving IP licensing
(権利についての予期せぬ問題)」
とだけ記されておりまして、
権利者による何らかの申し立てが行われたものと思われます。
Steamで配信されたウィザードリィ関連の作品について、
権利者による横槍が入ったのは実は今回が初めてではなく、
以前にSteam版『ウィズローグ』に対し権利者の申し立てが入り、
予告なく呪文名が変更された…という前例があります。
当blog関連記事:「ウィズローグの呪文名、突然のチェンジでござる」の巻
現在、ウィザードリィというタイトルの権利を持っているのは、
ウィザードリィ6以降の全世界における販売権を所持しているGMOインターネット社と、
おそらく旧作およびそれに伴う権利を所持している正体不明の海外の権利者
(かつては「FRP Assets」と名乗っていたようですが、現在はその名称ではない)。
この2者についてはお互いの持っている権利についての交渉を行ったようですが、
その交渉結果はどうも良い方向に向かわなかったであろう事が、
GMOインターネット社の谷内義人氏のtwitter投稿から推察されます。
また、本作「囚われし魂の迷宮」については、
制作を行ったアクワイア社が作品自体の権利を所持しており、
Steamストアページのシステム要件欄においても、
(c)2009-2019 ACQUIRE Corp. Licensed to and published by XSEED Games / Marvelous USA, Inc.
と、Steam版の販売を手掛けるXSEED GamesおよびマーベラスUSA社に
アクワイア社が許諾を行ったことを推察できる権利表記があります。
今回の配信延期の理由がこの3者のどこから生まれたのかは、
詳細が公開されていないためわかりませんが、
何はともあれ、早期の配信再開を期待したいところです。
今後『ウィザードリィ』を冠する作品の新作、
および復刻は絶望的になってしまうのではないかという疑念が拭えず、
もしかしたらこれは、終わりの始まりなのでは…?と、
個人的には恐る恐る見守っているような状況です。
2019/05/31追記:
XSEED Games公式サイトで「夏配信予定」と公開されました。
ともあれ、すぐに配信される事はなさそうです。
2019/06/05追記:
米kotakuで、今回の延期についての詳報記事が公開されてました。
要点をかいつまんで説明しますと…
・Steam版の開発においてはアクワイアがGMOインターネット社から開発の許諾を得ていた。
・しかし正式な契約は当初の公開予定日(2019/05/30)までに結ばれていなかった。
・GMOインターネットの法務部から連絡を受け取ったのがアメリカ時間で28日であり、
公開開始予定の1時間前に急遽延期告知をせざるを得なかった。
という事で、今回の横槍はGMOインターネット発で、
原因はアクワイアとXSEED Games社の契約確認ミスによる不手際のようです。
上記の記事中には
「今回のPC移植が上手く行ったら、西側に持ってこれなかった続編を検討する」
との発言もありまして、
今後の展開次第では"あの"『囚われし亡霊の街』の方も来そうではあります。
2019/08/25追記:
Please see our official update regarding Wizardry: Labyrinth of Lost Souls here: pic.twitter.com/gwIGM5fv0E
— XSEED Games (@XSEEDGames) August 22, 2019
XSEED Games社のTwitterアカウントから、
「少なくとも2020年までは配信できない」という旨の告知がなされました。