June 04, 2017

Steam版『東京新世録 オペレーションアビス』クリアしました

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Steamで配信中の3DダンジョンRPG『東京新世録 オペレーションアビス』
ようやく(クリア後クエスト含め)制覇しました。

改めて説明しますと、このゲームは3DダンジョンRPGファンにはおなじみのメーカー、
エクスペリエンス社の処女作『GenerationXTH』シリーズ(PCゲーム)のうち、
1作目の『Code Hazard』と2作目の『Code Breaker』をカップリング、
大幅なアレンジ(特にイラスト面)を加えてPSVitaに移植されたタイトルで、
このゲームを北米で発売したNIS America社が、
改めてSteamでPC向け移植を行った形になります。

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現代の東京を舞台にし、「都市迷宮」やそこに蔓延る「異形」、
そしてその裏で張り巡らされる多くの陰謀。
これらの脅威と闘う少年少女たちによる秘密組織「エクス」を描いた作品で、
プレイヤーはエクス隊員を「キャラクターメイキング」し、
最大6人のパーティを編成、様々な「都市迷宮」に挑む3DダンジョンRPGです。


最初に断っておきますが、ゲーム内容としては、
PSVita版と今回のSteam版で大きな差はありません。

筆者のPSVita版の感想はこちらから

ただ、いくつか異なる点があるのも確かでして、
個人的に気になった点を挙げてみますと…

●フルHDの解像度でプレイできる
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PSVitaで手軽に遊ぶのも悪くないんですが、
やはりPCモニタの大画面で遊べるのは良いものです。
リメイク元の『GenerationXTH』は現行の1920x1080の解像度には
対応していないので、そういった面でも良い感じ。


●一部、文章が乱れる箇所がある
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海外向けのローカライズの副作用なのか、
一部、文章の表示が乱れる箇所があります。
もっとも、ゲーム進行には影響しない箇所なのが救いではあります。
(リリース当初は日本語設定時のみ特定の装備でエラー落ちするバグがあったようだが、
現在は修正されている模様)


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Vita版の頃から指摘されている中盤のレベルキャップや用語のわかり辛さなど、
単品のゲームとしては欠点も多いのは確かですが、
それでも自分で作ったキャラクターで迷宮を踏破し、
アイテムドロップに一喜一憂し、
そして強大な敵に戦術を駆使して立ち向かう…という、
3DダンジョンRPGの根源的な面白さは充分すぎるほどにあります。

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『ウィザードリィ』をベースとしつつ、
そこからドラマ性とハックアンドスラッシュの要素を強化したことで、
新たな3DダンジョンRPGの可能性を踏み出した、
「エクスペリエンス作品の原点」の完全保存版として、
本作をSteamのライブラリに入れておく価値は十分にあるかと思います。

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この記事へのコメント

1. Posted by おつです   June 05, 2017 00:10
大画面、良いですね。
エクスペリエンスのソフトはPSVitaTVに対応してますが、
やっぱり高解像度と引き延ばしただけは違いますからね。

昔迷宮クロスブラッドにかなりのめりこんだために、
オペアビが出る寸前にXTHの方を買ったはいいものの
いまだに未クリアで……でも今はそれより死印が気になってます。
DRPGじゃないので集中すればすぐ終わるらしいです。
2. Posted by ずんこ。(jzunkodj4y)   June 05, 2017 00:24
先に迷宮クロスブラッドの完成度を経験してしまうと、
GenerationXTHシリーズやオペレーションアビスに逆行するのはちょいと厳しいかもですね。
(黒ブラは個人的に稀代の傑作だと思ってます)

死印は自分がホラーが苦手なのと、
体験版を遊んでちょっと微妙なものを感じたので手を出すのは相当先になりそうです。
怖さの表現は凄く良く出ているとは思うのですが…

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