July 30, 2013

ソーシャルとしての王道を行く『ウィザードリィ 戦乱の魔塔』

以前の記事で「このゲームのために携帯を買い替えた」と宣言した、
ウィザードリィ最新作『戦乱の魔塔』。
昨日(2013/07/29)、ついにAndroid版がリリースされたので、
さっそく遊んでみました。

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タイトル画面。
グレーターやレッサーを押さえてサッキュバスがセンター!(笑)

最初に言っておきます。
このゲーム、既存のWizardryとは全く異なるゲームです。
いわゆる旧Wizとも、新Wizとも、8とも、無論ネメシスとも(笑)
その他独自性の高いと言われたエクスや、オンラインとも、全く違ったゲームです。

それでは、どんなゲームなのか。
ある程度携帯電話で流行のゲームを遊んだことのある人なら、
次の1枚のスクリーンショットでこのゲームの内容が理解できるでしょう。


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怪盗になったりアイドルをプロデュースしていたり
絶対防衛しちゃうもん!と口走ったりエクスカリバーの約百万人目の主だったり
俺がガンダムでロワイヤルだったりする経験が1度でもある方には、
ご理解が頂けたかと思います(笑)


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ダンジョンをタップしてオートで進行、時には仲間との絆を深めながらダンジョン踏破率を100%まで高め、

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時には迷宮の中で出会った冒険者や、友好的なモンスターを仲間に引き入れ、

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ダンジョンの最深部にいる巨大なボスモンスターを撃破し、

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主力となる冒険者(モンスター)に、仲間の力を引き継がせる。
さらに同じ魂を持つ者同士を融合させ、新たな力を持つ者として覚醒させる。

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さらに冒険者を率いるあなた自身のレベルを高め、体力や統率力を身に付け、
新たな冒険者や財宝を求め、ダンジョンの奥へどこまでもどこまでも潜っていく。
時には他の冒険者に戦闘を挑み、財宝を奪うこともあなたには許されている。


そうです。
このゲームは、今や「ソーシャルゲーム」という枠では一大ジャンルとなった、「カードバトルRPG」。
俗に言う、「ロワイヤルクローン」のゲームです。

ダンジョンに潜り、お宝を集め、
5枚のカードを攻撃・防衛にそれぞれ割り振って、
お宝を他のプレイヤーと奪い合い、
カードに他のカードを合成して強化、同じカードを合成して覚醒、
レア以上のカードは基本的に有料ガチャで入手…という、
何から何までほぼ「モバマス」あたりと同じようなシステムです。
(ちなみにモバマスの運営も、この作品と同じくバンダイナムコゲームス)


ここまで読まれた方の中には、
「これのどこがWizなんだよ!」
「なんでこんなゲーム性の薄いソーシャルゲームなんかに…」
といった感想をお持ちの方も多いかと思います。


…しかし。
以下の感想はあくまで、個人的な主観だと前置きしなければなりませんが。

このゲームはロワイヤル系によくある「ブラウザ上で動作するゲーム」ではなく、
一般のゲームアプリと同じ、「ネイティブアプリ」に分類されます。
従ってBGMや効果音はありますし、ダンジョンの進行テンポは軽快。
ダンジョンで冒険者に遭遇したり、親愛度が上がったタイミングで少し読み込みが入るのは難点ですが、
各冒険者やモンスターに付けられたテキストなどと合わせ、
ファンタジーRPGの雰囲気は非常に良くできているかと。
既存のゲームエンジンに絵だけ取ってつけたような凡百のロワイヤルクローンとは、
まったくもってクオリティが違う!という点は、褒めるべき点かと思います。


いわゆる「Wizらしさ」を問う声についてですが、
そもそも「Wizらしさ」なんてネメシスの時点で本家のSir-tech社が放棄してますし
(本来別タイトルで開発されていたが、「日本で売る」ためだけにWizの冠をつけた逸話がある)、
「これこそがWizらしさだ!」というのを主張する事自体が個人の主観によるところが多く、
無意味だと思うのですが、如何でしょうか(暴言)

それはともかくとして。
このゲームには「ウィザードリィルネサンス」のモンスターが総登場しており
(その中には当然、旧Wizの定番モンスターも多い)、
そんなモンスターを多数引き連れて「ワードナ様の逆襲ごっこ」や、
逆に美女ばかりの冒険者で固めてハーレム…というロールプレイができるのは魅力かと。
既存のWizとは異なる形ですが、こういう方向性で想像力を使うのも楽しいのではないかと思います。


以下、筆者の感想のまとめ。
「WizardryはダンジョンRPGであらねばならない!」という方には、絶対に向きません。
しかし、ソーシャルゲームとしての出来は決して悪くないですし、
ソーシャルゲームに求められる「暇つぶし」としての用途を、
ファンタジー系の世界観で満たしたい方にとっては、遊んでみる価値があるのではないか。
そう筆者に感じさせたゲームであります。
少なくとも筆者は、「モバマス」と共に並行して進めていく所存です。

という訳で、以下に招待ID(半角9桁)を張っておきますので、
最初のログイン時に入力してもらえればレアガチャチケット1枚をボーナス入手できます。
(そして入力してもらえれば筆者にはサッキュバスがやってくる。まさに外道!)
【 GJUMKOYO6 】


※2015/04/30 追記:
2015/06/30でのサービスの終了が告知されました。
意外と長く持ったな…というのが正直な感想ですが、
「こういったWizardryもあった」という事だけは後世にも残していきたいところ。


jzunkodj4y at 23:57│Comments(2)TrackBack(0)clip!Wizardry Renaissance 

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この記事へのコメント

1. Posted by ガラケー馬鹿一台   July 31, 2013 14:28
毎度楽しい紹介記事ありがとう
確かにWizardryという名前はもはやビデオゲームの一大シリーズとしてより
ファンタジーRPGな世界観のブランドとしての意味が大きいので
こういうキャラゲーに「も」向いていると考えられなくもないかもしれませんね

そういえば先日PS3/PSVで発売したドラゴンズクラウン
あれはかなりTRPGをオマージュした内容だと思うんですが見てみましたか?
2. Posted by jzunkodj4y   July 31, 2013 20:17
ダンジョン内にエレベータがあろうがネオンサインがあろうが
アドバルーンが飛んでいようがいきなり宇宙に飛び出そうが、
その場のノリですべてを許容するのがWizというブランドだし(曲解)、
もちろん中世ファンタジーを突き詰めていく方向性も許容されるのも、
Wizブランドの懐の深さなのだ、と思っています。

ドラゴンズクラウンはDiablo的なハクスラがあったり、
ボーパルバニーがいたり(笑)と、結構評判は良さげですね。
個人的にプリンセスクラウンでヴァニラウェア作品にトラウマが出来ているので
(確かにグラフィックは凄いが、アクションゲームとしては全く合わなかった…)
手を出すことはないかと思いますが、高評価なのは良いことかと。

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