February 17, 2013

他の事がまるで手につかなかった恐ろしい子…!『デモンゲイズ』

またもやblogを長い間停止しておりましたが、
その間に『迷宮クロスブラッド』のVita移植が発表されたり、
超レアゲーとして知られるPSP版『ウィザードリィエンパイア3』がDL版で復刻というニュースが飛び込んで来たり。
(筆者も持ってますが、『エルミナージュ』の前身としてよくまとまったゲームだとは思います)



demongaze

そして何より『デモンゲイズ』が発売され、筆者も発売日に購入。


…そして昨日裏ボスを倒し終えるまで、このblogを更新するより、
デモンゲイズのプレイを優先するほど、のめり込んでおりました。

今作は『円卓の生徒』と同じく、今まで3DダンジョンRPGに触れたことがないような、
そういったプレイヤーも安心して楽しめるような路線で制作されています。
かと言って、既存の3DダンジョンRPG愛好者が楽しめないかというと、(『円卓の生徒』と同様)そんなことはなく。

本作で特徴的なのはタイトルにもある『デモン』。
各ダンジョンのボスとして登場し、倒すことで使役できるようになります。
デモンの運用法は主に2つ。
1つは戦闘中にデモンを呼び出し、戦ってもらうもの。
デモンはオート戦闘ながら非常に強く、雑魚戦ならほぼデメリットなしで呼び出せます。
(デモン召喚中に消費されるデモンゲージの回復は容易、例えデモンが倒されても戦闘終了後復活)
もう1つは、各デモンの持つスキル。
各デモンはそれぞれ特徴的なパッシブスキル(隠し扉発見、ダメージ床無効、パラメータ強化など)、
そして戦闘時に発動可能なアクティブスキルを持ちます。
ちょうど『円卓の生徒』のユニオンスキルを各デモンに割り振った形ですが、
連れ歩けるデモンの数には限りがあるため(開始直後1体、中盤までに最大3体になる)、
挑むダンジョンや敵の構成、デモンの持つスキルやパーティ編成といったリソースを考慮して連れていくデモンを選ぶのは、
トレーディングカードゲームやシミュレーションゲームに通じる楽しさがあります。

そして、ハックアンドスラッシュとしての楽しさ。
今回は店売りなりドロップなりで手に入る『ジェム』をマップ上に点在するサークルに投げ込み、
現れた敵を倒してアイテムを入手する…という、
『円卓の生徒』のトラップエンカウント(食材を仕掛け、現れた敵を倒す)をより洗練させたシステムが搭載されています。
食材集めや合成の手間が無くなった上、欲しいアイテムをある程度絞り込める(装備種別ごとのジェムあり)ので、
アイテム集めのストレスがかなり軽減された印象。
そして今回は1度足を踏み入れた場所を指定することで、そこまで自動で移動してくれる機能まで搭載されたため、
より効率的なハックアンドスラッシュが可能になっております。
これは一度経験してしまうと、過去シリーズに戻れないかもしれない(笑)


進行に応じた行動範囲の拡大、キャラクターの成長の実感、アイテム集めの楽しさ…といった、
コンピュータRPGの根源的な楽しさ。
それに深みを添える、魅力的なキャラクターたちが織り成す、印象に残るシナリオ。
今作は、それらが高いレベルでまとまった作品だと思いました。


オープニングのユーザー操作が入るシーンで企業ロゴが出たり、
○ボタンで前進できなかったり、自動移動実装により目的地までの移動が面倒なマップが結構多めだったり…と、
個人的に「?」と思った点がいくつかあるのは確かなのですが、そんなことは些細なことです。


ともかく、PSVitaを所持していて、なおかつJRPGのファンである方なら、
プレイする価値はあります!たとえ3DダンジョンRPGのプレイ経験がなくとも!
個人的にプレイしていてここまで楽しかった、と思えたRPGは、
(3DダンジョンRPGを除けば)『ロードス島戦記邪神降臨』『真・女神転生3マニアクス』『DQ9』以来じゃなかろうか。


さて、大村正探索に戻ります。


jzunkodj4y at 23:56│Comments(0)clip!XTH | 3DダンジョンRPG感想

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