October 15, 2011
ウィザードリィオンライン:古物商ドルフェンさんの元ネタを探してみる
ついに正式サービスが開始されております。『Wizardry Online』。
筆者も暇を見つけてはログインしておりますが、意外なほどの人気の高さにビックリしております。
そんな中、筆者が気になったのは街の中にいるNPC、古物商ドルフェン。
本当にただ話すだけのNPCで、この方と特に物を取引したりということは出来ないのですが、
この人の話には凄まじい内容のネタが含まれています。
この記事では、そんな彼の話の元ネタを探してみようかと。
ウィザードリィ世界での野球と言えば「ウィズボール」!ウィズボールじゃないか!
相手の選手を乱闘で撲殺して殺してもよいという素敵な野球ゲーム。
「ウィザードリィTRPG」にも、この設定を忠実に再現したシナリオが収録されていたり。
クレンジングオイルで呪いを洗い流す…と言えば『ワードナの逆襲』。
地上への脱出の最後の関門を突破するのに必要な「オックおばさんの聖なる手榴弾」("聖なる"わりに呪われてる!)の呪いを解くのに必要でした。
呪いを解かないと手榴弾が手から外れずにワードナ様ごと吹っ飛びます。
再び『ワードナの逆襲』ネタ。
敵冒険者パーティ「ソーリィマンの魔術師たち」の戦闘前の名乗り上げ「泡、泡、母さんの手!」が元ネタかと。
その元ネタ自体も良くわからない…けれども、エロい意味ではない…はず。
台所用品か名刀か論議が絶えない事で有名な武器と言えば「カシナートの剣」でしょう。
でも実際にwizシリーズで確実に「ミキサー」として採用された例はワードナの逆襲とエクスシリーズだけなような…
(外伝3では錬金術師も装備可能で射程Lレンジという更にわけのわからない武器に…)
はたして、ウィザードリィオンラインではどちらの形状で登場するのか今から楽しみではあります。
『ダンジョン・マスター』ネタ2連発。
カリフラワーこと「スクリーマー」は見た目は非常に気持ち悪いがダンジョン内では貴重な食料。
アメリカ産格闘ゲーム『モータル・コンバット』ネタ。
対戦相手に止めをさせる状況でこのセリフが出現します…そして文字通り本当にトドメを刺します(リンク先グロ注意!)
一説には格闘ゲーム『ギルティギア』『ブレイブルー』『北斗の拳』等の一撃必殺技の元ネタだとか…
本当は恐ろしいTRPG用語。(ダイスを振った結果が自動的失敗となるような出目を指す)
旧wiz準拠のゲームの各種成功率上限が95%に設定されているのが多いのも、このファンブルを残りの5%で再現した結果かと思われます。
このセリフの元ネタはおそらく『ウルティマ』や『ワードナの逆襲』に登場する「ホークウィンド卿」こと、
ゲームデザイナーのロー・アダムス氏の手がけた『バーズテイル』。
タイトル通り、吟遊詩人が非常に重要な作品。
その動き…ドギ!
現地妻を作りまくる赤毛の剣士…と言えば、無論『イース』シリーズの主人公アドル・クリスティンでしょう。
1・2においては敵に向かってひたすら半キャラずらしての体当たりを行うことで有名な人。
ドラゴンクエスト1でローラ姫救出中に宿屋に泊まったときの有名なセリフ。
(リメイク版では街娘が付いてきた時も同様のセリフあり)
しかしウィザードリィオンラインでは残念ながら、他の冒険者と一夜を共にすることは出来ず。ムネンアトヲタノム
なかなか見つからないムーンストーンと言えばロマンシング・サガ…ではなく、
日本初の3DダンジョンRPG「ザ・ブラックオニキス」4部作のうちの3作目「ムーンストーン」を指しているものかと。
wikipediaの記事によれば、
そりゃ見つからないわ…
「Fresh Meet!!」ということで、この元ネタは元祖MORPG『Diablo』のブッチャー。
地下2階の異彩を放つ部屋の扉を開けると上のセリフを吐きながら、
巨大な肉切り包丁で初心者を叩き潰しに来るトラウマ敵。
ビックリするほど高い蓮の花といえば、トレーディングカードゲーム『Magic:The Gathering』の「Black Lotus」。
そこそこ名のあるカードショップに行けば、とんでもない価格で飾ってあるのを見ることができるかも。
(市場価格で10万円は下らないのだとか)
王様がファイアーボールで殺された…と言えば、
『ウルティマオンライン』でかの「ロード・ブリティッシュ」が登場した際に無敵フラグを立てるのを忘れ、冒険者にPKされた珍事が元ネタ。
しかしウィザードリィがオンライン化するまで、ウルティマがオンライン化してから13年近くかかるとは…
ウィザードリィオンラインにおける古代魔法(本家1〜5の魔法)の扱いの難しさの一端が現れたセリフ。
立ちはだかる版権の壁はやはり大きいのか。
同様にエンシェントマジックネタですが…その呪文は某漫画雑誌の編集者が出てきそうだ(笑)
「ツルハシ」でなく「マトック」と言おうとしているあたり元ネタは『ドルアーガの塔』かと。
ゴールドマトックさえ手に入れば壁は壊し放題なので探索が楽になる…のかもしれませんが、
筆者はFC版ですらそこにたどり着くほどの腕前がないので何とも申せません。
以下は過去の当blogの内容から転載。
ウィザードリィオンラインだと思ったらソーサリアンネタを振られたでござる!
「ぎんこう」とかその辺はともかく、
まさか「勇者のくせになまいきだ。」からネタを持ってくるとは…w
さすがルネサンスでアクワイアと組んだだけはある…
以下の画像はおそらく何らかの元ネタがあるんでしょうが、自分では確実に判断できなかったもの。
左利き右利きが盛んに入れ替わるのは、2D格闘ゲームのお約束ではなかろうか?
21:09追記:
twitterでsekainokuzu様から『ゼルダの伝説』の主人公・リンクのように、
作品によって世界は異なるが主人公が同じシリーズにはこういった設定は珍しくないのではないか、というご指摘を頂きました。
筆者はリンクは完全に左利きだと思い込んでいました(汗) ご指摘ありがとうございました。
赤くて新旧バージョンがあるもの、しかもそれを両方集めている人がいる…というのは、
バントホームランで有名な『燃えろ!!プロ野球』ではないか、と思います。
以前は燃えプロコレクターの有名なサイトがありましたが、現在は消滅している模様。
気になるセリフはまだ多数あるのですが、筆者にわかるのはここまででした。
他のドルフェンのセリフで元ネタはこれだ、と言うものがありましたら、ご一報頂ければ。
19:22追記:
攻略wikiにも小ネタ集がありました。
赤くて云々に関しては「D&Dの赤箱」という記述になるほど!と思ったのですが…あえて燃えプロ説は残しておきます(笑)
さらにtwitterで頂いた情報から。
このセリフの元ネタは『ラストハルマゲドン』。
毒薬を飲んでカルマが下がるゲームは『ザナドゥ』『ロマンシア』との事。
情報提供いただいた網野千春様、ライツ(の中の人)様、ありがとうございました!
筆者も暇を見つけてはログインしておりますが、意外なほどの人気の高さにビックリしております。
そんな中、筆者が気になったのは街の中にいるNPC、古物商ドルフェン。
本当にただ話すだけのNPCで、この方と特に物を取引したりということは出来ないのですが、
この人の話には凄まじい内容のネタが含まれています。
この記事では、そんな彼の話の元ネタを探してみようかと。
ウィザードリィ世界での野球と言えば「ウィズボール」!ウィズボールじゃないか!
相手の選手を乱闘で撲殺して殺してもよいという素敵な野球ゲーム。
「ウィザードリィTRPG」にも、この設定を忠実に再現したシナリオが収録されていたり。
クレンジングオイルで呪いを洗い流す…と言えば『ワードナの逆襲』。
地上への脱出の最後の関門を突破するのに必要な「オックおばさんの聖なる手榴弾」("聖なる"わりに呪われてる!)の呪いを解くのに必要でした。
呪いを解かないと手榴弾が手から外れずにワードナ様ごと吹っ飛びます。
再び『ワードナの逆襲』ネタ。
敵冒険者パーティ「ソーリィマンの魔術師たち」の戦闘前の名乗り上げ「泡、泡、母さんの手!」が元ネタかと。
その元ネタ自体も良くわからない…けれども、エロい意味ではない…はず。
台所用品か名刀か論議が絶えない事で有名な武器と言えば「カシナートの剣」でしょう。
でも実際にwizシリーズで確実に「ミキサー」として採用された例はワードナの逆襲とエクスシリーズだけなような…
(外伝3では錬金術師も装備可能で射程Lレンジという更にわけのわからない武器に…)
はたして、ウィザードリィオンラインではどちらの形状で登場するのか今から楽しみではあります。
『ダンジョン・マスター』ネタ2連発。
カリフラワーこと「スクリーマー」は見た目は非常に気持ち悪いがダンジョン内では貴重な食料。
アメリカ産格闘ゲーム『モータル・コンバット』ネタ。
対戦相手に止めをさせる状況でこのセリフが出現します…そして文字通り本当にトドメを刺します(リンク先グロ注意!)
一説には格闘ゲーム『ギルティギア』『ブレイブルー』『北斗の拳』等の一撃必殺技の元ネタだとか…
本当は恐ろしいTRPG用語。(ダイスを振った結果が自動的失敗となるような出目を指す)
旧wiz準拠のゲームの各種成功率上限が95%に設定されているのが多いのも、このファンブルを残りの5%で再現した結果かと思われます。
このセリフの元ネタはおそらく『ウルティマ』や『ワードナの逆襲』に登場する「ホークウィンド卿」こと、
ゲームデザイナーのロー・アダムス氏の手がけた『バーズテイル』。
タイトル通り、吟遊詩人が非常に重要な作品。
現地妻を作りまくる赤毛の剣士…と言えば、無論『イース』シリーズの主人公アドル・クリスティンでしょう。
1・2においては敵に向かってひたすら半キャラずらしての体当たりを行うことで有名な人。
ドラゴンクエスト1でローラ姫救出中に宿屋に泊まったときの有名なセリフ。
(リメイク版では街娘が付いてきた時も同様のセリフあり)
しかしウィザードリィオンラインでは残念ながら、他の冒険者と一夜を共にすることは出来ず。
なかなか見つからないムーンストーンと言えばロマンシング・サガ…ではなく、
日本初の3DダンジョンRPG「ザ・ブラックオニキス」4部作のうちの3作目「ムーンストーン」を指しているものかと。
wikipediaの記事によれば、
何度かPC-9801で作り直されたものの、実際に発売されることはなかった。との事。
そりゃ見つからないわ…
「Fresh Meet!!」ということで、この元ネタは元祖MORPG『Diablo』のブッチャー。
地下2階の異彩を放つ部屋の扉を開けると上のセリフを吐きながら、
巨大な肉切り包丁で初心者を叩き潰しに来るトラウマ敵。
ビックリするほど高い蓮の花といえば、トレーディングカードゲーム『Magic:The Gathering』の「Black Lotus」。
そこそこ名のあるカードショップに行けば、とんでもない価格で飾ってあるのを見ることができるかも。
(市場価格で10万円は下らないのだとか)
王様がファイアーボールで殺された…と言えば、
『ウルティマオンライン』でかの「ロード・ブリティッシュ」が登場した際に無敵フラグを立てるのを忘れ、冒険者にPKされた珍事が元ネタ。
しかしウィザードリィがオンライン化するまで、ウルティマがオンライン化してから13年近くかかるとは…
ウィザードリィオンラインにおける古代魔法(本家1〜5の魔法)の扱いの難しさの一端が現れたセリフ。
立ちはだかる版権の壁はやはり大きいのか。
同様にエンシェントマジックネタですが…その呪文は某漫画雑誌の編集者が出てきそうだ(笑)
「ツルハシ」でなく「マトック」と言おうとしているあたり元ネタは『ドルアーガの塔』かと。
ゴールドマトックさえ手に入れば壁は壊し放題なので探索が楽になる…のかもしれませんが、
筆者はFC版ですらそこにたどり着くほどの腕前がないので何とも申せません。
以下は過去の当blogの内容から転載。
ウィザードリィオンラインだと思ったらソーサリアンネタを振られたでござる!
「ぎんこう」とかその辺はともかく、
まさか「勇者のくせになまいきだ。」からネタを持ってくるとは…w
以下の画像はおそらく何らかの元ネタがあるんでしょうが、自分では確実に判断できなかったもの。
左利き右利きが盛んに入れ替わるのは、2D格闘ゲームのお約束ではなかろうか?
21:09追記:
twitterでsekainokuzu様から『ゼルダの伝説』の主人公・リンクのように、
作品によって世界は異なるが主人公が同じシリーズにはこういった設定は珍しくないのではないか、というご指摘を頂きました。
筆者はリンクは完全に左利きだと思い込んでいました(汗) ご指摘ありがとうございました。
赤くて新旧バージョンがあるもの、しかもそれを両方集めている人がいる…というのは、
バントホームランで有名な『燃えろ!!プロ野球』ではないか、と思います。
以前は燃えプロコレクターの有名なサイトがありましたが、現在は消滅している模様。
気になるセリフはまだ多数あるのですが、筆者にわかるのはここまででした。
他のドルフェンのセリフで元ネタはこれだ、と言うものがありましたら、ご一報頂ければ。
19:22追記:
攻略wikiにも小ネタ集がありました。
赤くて云々に関しては「D&Dの赤箱」という記述になるほど!と思ったのですが…あえて燃えプロ説は残しておきます(笑)
さらにtwitterで頂いた情報から。
このセリフの元ネタは『ラストハルマゲドン』。
毒薬を飲んでカルマが下がるゲームは『ザナドゥ』『ロマンシア』との事。
情報提供いただいた網野千春様、ライツ(の中の人)様、ありがとうございました!