November 03, 2010
そして俺Tueeee伝説へ…「伝説の勇者の伝説」
本来はカルネージハートエクサでひたすらロボット設計をするはずでしたが、
予定を変更してwizライクゲーのレビューをお送りします。
今回はカルネージハートエクサを買いに行ったら隣に置いてあった「伝説の勇者の伝説(BEST版)」。
鏡貴也氏によるライトノベルが原作で、それを「剣と魔法と学園モノ。」のゼロディブがゲーム化という、
ある意味不安漂う組み合わせで「これはネタにするしかない」と、原作未読なのに衝動買いしてしまいました。
ゲーム内容自体はととモノ。2をベースにしていますが、
必殺技のコマンド入力などのととモノ。3の原型となったと思われる要素、
そして原作の主人公設定に基づく敵呪文のラーニングシステムやレベル制を廃し、
冒険で得た「称号」や経験値を消費して覚えた「スキル」を付け替えることによってキャラクターの強さが変化する独自のシステムなどが目新しいところです。
(もっともラーニングできる呪文はごく少数ですが…)
さすがにゲームバランス面では反省したのか、かなり容易な部類です。
原作がライトノベルということもあってか主人公2人が最初から非常に強く、
HPやTP(MP)回復アイテムが山のように手に入るのでひたすら全体攻撃を乱発して俺TUEEEE!!を満喫できます。
(後半の戦闘は属性を意識して早めに敵を全滅させないと苦しい場面も出てきますが…)
マップデザインも基本的には一本道で迷うことはありません。
(但し一部のマップに「回転床を無駄に敷き詰める」というととモノ。2の悪癖を引き摺ったものがあるのが難点…)
非常にライトユーザーに優しいゲームデザインで熟練の3DダンジョンRPGファンには寂しく感じるかもしれませんが、
個人的にはととモノ。2や3の破綻したゲームデザインよりは楽しさがより感じられるこちらの方が好みです。
短所として最初に挙げられるのはボリュームのなさ。
クリアまでは15時間、隠しダンジョン制覇まで20時間もあればほぼ確実に到達できます。
(自分のプレイ時間は隠し制覇まで17時間半)
アイテム集めも敵固定ドロップで、その辺のコレクション性の楽しみは薄いです。
また、主人公の設定や目的などを各章の頭で繰り返し説明されることが多いのは気になりました。
(原作未読なので確証はありませんが、そのまま原作の文章を使ってる?)
敵も同じイラストのものが色違いで大量に水増し…というのはこのゲームエンジンの先祖からの伝統。
ともかくそれなりには遊べる出来ですし、「キャラゲー」としては充分な域ではないかな、と思います。
BEST版で安価に手に入ることもあり、この手のゲームを遊んだことがない、という人の入門や、
軽く遊べるゲームがプレイしたい、という人にはお勧め。
予定を変更してwizライクゲーのレビューをお送りします。
今回はカルネージハートエクサを買いに行ったら隣に置いてあった「伝説の勇者の伝説(BEST版)」。
鏡貴也氏によるライトノベルが原作で、それを「剣と魔法と学園モノ。」のゼロディブがゲーム化という、
ある意味不安漂う組み合わせで「これはネタにするしかない」と、原作未読なのに衝動買いしてしまいました。
ゲーム内容自体はととモノ。2をベースにしていますが、
必殺技のコマンド入力などのととモノ。3の原型となったと思われる要素、
そして原作の主人公設定に基づく敵呪文のラーニングシステムやレベル制を廃し、
冒険で得た「称号」や経験値を消費して覚えた「スキル」を付け替えることによってキャラクターの強さが変化する独自のシステムなどが目新しいところです。
(もっともラーニングできる呪文はごく少数ですが…)
さすがにゲームバランス面では反省したのか、かなり容易な部類です。
原作がライトノベルということもあってか主人公2人が最初から非常に強く、
HPやTP(MP)回復アイテムが山のように手に入るのでひたすら全体攻撃を乱発して俺TUEEEE!!を満喫できます。
(後半の戦闘は属性を意識して早めに敵を全滅させないと苦しい場面も出てきますが…)
マップデザインも基本的には一本道で迷うことはありません。
(但し一部のマップに「回転床を無駄に敷き詰める」というととモノ。2の悪癖を引き摺ったものがあるのが難点…)
非常にライトユーザーに優しいゲームデザインで熟練の3DダンジョンRPGファンには寂しく感じるかもしれませんが、
個人的にはととモノ。2や3の破綻したゲームデザインよりは楽しさがより感じられるこちらの方が好みです。
短所として最初に挙げられるのはボリュームのなさ。
クリアまでは15時間、隠しダンジョン制覇まで20時間もあればほぼ確実に到達できます。
(自分のプレイ時間は隠し制覇まで17時間半)
アイテム集めも敵固定ドロップで、その辺のコレクション性の楽しみは薄いです。
また、主人公の設定や目的などを各章の頭で繰り返し説明されることが多いのは気になりました。
(原作未読なので確証はありませんが、そのまま原作の文章を使ってる?)
敵も同じイラストのものが色違いで大量に水増し…というのはこのゲームエンジンの先祖からの伝統。
ともかくそれなりには遊べる出来ですし、「キャラゲー」としては充分な域ではないかな、と思います。
BEST版で安価に手に入ることもあり、この手のゲームを遊んだことがない、という人の入門や、
軽く遊べるゲームがプレイしたい、という人にはお勧め。