September 20, 2021

現行ハードに「転生」を果たした名作DRPG。『デモンゲイズEXTRA』



2021/9/2に、PS4/Switchで発売されていました。
デモンゲイズEXTRA』。

2013年にPSVitaで発売され、
PSVitaのDRPGの中でも傑作と称されることの多い作品です。
筆者も、大いにドはまりして相当やり込みました。

他の事がまるで手につかなかった恐ろしい子…!『デモンゲイズ』
私の初めてのプラチナトロフィー、それは『デモンゲイズ』で
どれだけハマったかは、上記の当blogの過去記事を参照して頂ければ。


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改めてゲームの背景を説明しますと、
薄暗い地下の部屋で目覚めた記憶喪失の主人公。
地下を彷徨っているうち、訳も分からず謎の生命体「デモン」に追われる羽目に。
そこに割り込んできた隻眼の女戦士・ランスローナは、
主人公に剣を渡しこう言った。「見せてみろ、お前自身の命の価値を!」

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デモンの撃退に成功した主人公。
主人公が目を覚ました冒険者の宿「竜姫亭」の女主人・フランから、
主人公は「デモン」をその瞳に封じることができる、
「魔眼」の唯一の持ち主…デモンゲイザーであるという事を告げられる。

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かくして主人公は竜姫亭の住人として迎えられ、
武具屋のカッスル、錬金術を得意とするクソエルフのレゼルム、
謎の葬儀屋・プロメス、クレイジーサイコレズメイドのピーネなど、
奇人変人が跋扈する竜姫亭の一員として、
そして様々な特技を持った勇者を雇い、迷宮に挑む冒険者の一員として、
様々なドラマを見せながら、危険なダンジョンへ挑む…というDRPGになっています。

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基本的にはオーソドックスな3Dダンジョン探索RPGですが、
パーティメンバーを「竜姫亭の部屋を新たに借りて」増やしていくのが印象的。
もちろん部屋を借りるにはお金がかかるし、
ダンジョンから竜姫亭に戻るたびに家賃を請求されるし…で、
管理人さんは異常にお金にがめついのです(笑)

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そのためにダンジョン内に点在する「サークル」に
様々な「ジェム」を投げ込み、魔物を召喚して、
投げ込んだジェムに対応した戦利品を得て、
アイテムドロップでパーティを強化しつつお金も稼ぐ…
というのが、本作の主なゲームの流れになります。

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ダンジョン内のサークルを制覇していくと、
ダンジョンを支配している「デモン」が現れます。
先述の通り、主人公の使命はこのデモンたちを倒し封印していくことで、
一度封印したデモンはバトル中に
「6人目の仲間」として召喚することが可能になります。
各デモンには隠し扉を見破る、ダメージ床を無効化するといった、
ダンジョンを攻略する手助けとなるスキルや、
また単純に攻撃力が非常に高い、
あるいは耐久力が非常に高く味方を守ってくれることで戦闘で頼りになる者、
さらにHPの自動回復を行う、敵後列の攻撃を無効化するなどの
強力な戦闘時スキルを発動させる…などの特色があり、
このデモンのマネジメントもこのゲームの面白さの1つ。

…と、ここまではPSVita版とほぼ同じなのですが、

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『EXTRA』における大きな要素が新クラス・マキナの追加。
「2人1組で行動する機械人形」という設定で、
最初からそれを意識したスキル(片手武器2本装備・アイテム連続使用)を持っているほか、
能力値の成長も「参入時にボーナスポイント40を(各能力値20以下で)振り分け、
さらにレベルアップで各能力値を参入時の値+20まで割り振れる」
という、かなり変則的な特化型パラメータ振りができるようになっています。

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さらにマキナは「神器」(様々なスキルを付与できるレアアイテム)が
他のキャラクターの倍である10個装備可能…という特性も持ってまして、
人それぞれによって全く違うロールが組める、
まさしく「可能性の獣」というべきクラスとなっています。

但しマキナの参入は中盤までストーリーを進めてからとなります
(具体的にはグリモダール城のユピテル撃破後)。
この頃にはほぼ確実に5人パーティを組んでいるはずで、
せっかくの新クラスを使うためにはパーティメンバーを外す必要が出てきますし、
マキナ自体は神器を使わないと単に二刀流を持っただけの
劣化サムライとしか言えないクラスで、
この頃にはまだ神器も十分に揃わない…と、
わざわざパーティメンバーを外してまで、
参入させる価値があるか?というとかなり微妙なところ。
単純にクリアだけを目指すなら、無理に使う必要はないかと思います。

一応マキナの追加に従って多少のストーリーが追加されてますが、
マキナ参入以降は一切本編のシナリオに関わりませんし、
マキナを連れていると発生するような特殊イベント等もありません。

その他、PSVita版で初めて搭載され、
その快適さが素晴らしかった「1度踏破した地点への自動移動」が
高速化されたり回転床で止まることがなくなったりと進化、
また近年のエクスペリエンスDRPGでは搭載されていますが、
デモンゲイズ1の時点では搭載されていなかった超高速戦闘も実装。

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ゲーム中の最終狩場となる「神々のエデン」へのショートカットも追加!
もうわざわざグリモダール城を通り抜けなくても、
思う存分大村正掘りに没頭できます(笑)


…ただ、PSVita版から進化している点は多いものの、
多少の不満も感じる部分も。

例えばこのゲームには特定のデモンを連れて壁を蹴ると
隠されたレアアイテムが手に入る地点があり、
その場所を記した「宝の地図」というアイテムがあるんですが、
これが1度宝の地図を入手したらオートマッピング上に表示される
『デモンゲイズ2』の仕様ではなく、
アイテムを確認しないと位置がわからないPSVita版の仕様のまま。
このデモンゲイズ2で劇的に改善された部分は、
EXTRAにもフィードバックしてほしかった。

また高速戦闘が実装されたのは前述の通りですが、
ターン終了時の「状態異常から回復した!」などの
メッセージダイアログは、高速戦闘中でも毎回表示されます。
正直言ってこのへんも一括で非表示にしてくれても良いのに、
中途半端な対応だな…と思った次第。

アイテム数の水増しとしか思えない、
無駄に種類の多い回復アイテムや換金アイテム、
剣や刀、鎧といった特定の種別のアイテムだけを
出現させる「ジェム」があるものの、
結局高ランクのアイテムが出やすい長所のある
「無印のジェム」だけあればいいんじゃね?とか、
そういったデモンゲイズ1の欠点はそのままで、
良くも悪くもこの辺りは原作に忠実、と言えます。

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何はともあれ、DRPG史に残る傑作である『デモンゲイズ』が、
こうして現行機で再び遊べることは素晴らしいことだと思います。
2013年当時に「新世代ダンジョンRPG」と銘打たれて発売されたゲームですが、
2021年に改めて遊んでも「やっぱり面白い!」と筆者は感じたのです。

当時まだDRPGの魅力に気付いていなかった方も、
またはもうDRPGをやり込んでいた方も、
改めて竜姫亭を訪れてみては如何でしょうか。

jzunkodj4y at 23:51|PermalinkComments(1)clip!3DダンジョンRPG感想 | XTH

August 23, 2021

君に賭けたデッドヒートのポーカーゲーム。『ポーカーチェイス』βテスト

ごめんなさい。ドラグナーは観たことがありません。
出てくるスパロボも遊んだことはありません。



それはともかく、『ポーカーチェイス』という、
新たな国産ポーカー(テキサス・ホールデム)ゲームが登場していました。
開発元はC-betという聞きなれない会社ですが
(ちなみにポーカー用語で”C-bet”というと、
"プリフロップに最後にレイズしたプレイヤーがフロップで引き続きベットする"行為を指す)

広告事業を主に行っているSkyfallという会社と同じ住所なので、
実質的な運営元はこの会社のようです。
(同社のゲーム事業のページにも同ゲームが紹介されている)

あらゆるポーカーゲームを制覇することを目標としている筆者として、
当然このゲームを見逃すわけもないわけでして、
本記事では、2021/8/23まで行われたβテストについて、
筆者の感想を書き残しておこうと思います。

プレイ画面1

本ゲームのメインとなるのは、オーソドックスなポーカー
(テキサスホールデム)。
但し、本作のジャンルにわざわざ「バトロワ系」と銘打ってある通り、
本作は「トーナメントポーカー」に特化したゲームになっているのです。

ここでポーカーを知らない人のためにご説明しますと、
ポーカーには主に「リングゲーム」と「トーナメント」という、
2種類の遊び方があります。

「リングゲーム」はチップを購入してテーブルに持ち込み、
好きなタイミングでテーブルに入ったりテーブルから出たりできる、
いわばフリー対戦といった感じの遊び方です。
ラスベガスなどのカジノのポーカーテーブルは、
大抵この遊び方を採用しています。

「トーナメント」は大人数で全員同じ量のチップを持って同時にゲームを開始し、
最後の1人になるまで戦う…というゲームです。
時間とともに最低限賭けなければならないチップ量が上がっていき、
必然的にプレイヤー同士が潰しあう必要性が出てくる遊び方になります。
ポーカーの大会(世界で一番有名なWorld Series of Pokerとか)はこちらのルール。

このトーナメントポーカーは「最後の1人になるまで生き残る」
「時間とともに生存条件が厳しくなる」と、
『PUBG』『荒野行動』『フォートナイト』『テトリス99』といった、
バトルロイヤル系のゲームの特徴を見事に備えているわけです。

home

そして、改めて「バトロワ系」と銘打たれたこの『ポーカーチェイス』。
メニュー画面に「ランク戦」「フレンド戦」「大会」という3つの項目がありまして、
βテストの時点では遊べるのは実質的にランク戦のみ。
この「ランク戦」では6人揃った時点でトーナメントが開始するようになっています。
先述した「リングゲーム」はこのゲームには搭載されておらず、
まさしくトーナメント特化の「バトロワ系」ゲームになっているわけです。
(なお、いわゆるSit&Goポーカートーナメントを「バトルロイヤル」と言い出したのは
このゲームではなく、『ポーカースタジアム』だからな!…とポカスタ勢としては強く申し上げたい)



なお、『ポーカーチェイス』公式動画として、
こんな映画『バトルロワイヤル』パロディの教則動画が上がっていたりします。
「プリフロップは基本的に強い手で3BBで入る」あたりのお約束を
しっかり伝えようとしているあたりは個人的に高感度高し。
(何が「強い手」なのか、を伝えていないのは片手落ちな印象ですが)

成績

本作では6人戦で4着以下になるとランクポイントが減少、
3着以上だとランクポイント増加し、
ランクポイントが一定になると上のランクへ昇格する…という、
『雀魂』や『天鳳』といった麻雀ゲームに近いランクシステムを採用しています。
特に5位以下で終了するとランクポイントの減少が大きいため、
低順位の回避が重要…というのもオンライン麻雀にかなり近い印象。

charactor

βテストではピンク髪の女の子しか選べませんが、
ミッション達成などで得た素材アイテムを、プレゼントして
キャラクターの好感度を上げていく…という要素もあります。
好感度を上げていくと使えるスタンプが増えていったり、
「進化」して特別な衣装を手に入れたりできるようです。
というかこのシステム、画面レイアウト構成含めまんま『雀魂』ですよね!?


とりあえずβテストを遊んだ時点での筆者の感想としては、
PCブラウザで気楽に遊べるポーカーゲームとしてはなかなか優秀だと思います。
筆者は「トーナメントポーカーはローグライクである」という信念の持ち主なので
(この信念については、以前書いたこのblog記事を参照してください)、
それを重いアプリなどを立ち上げることなく、ブラウザ一本で遊べるのは
それだけでとても楽しいものだと思っております。
チップ表示をBBの倍率換算表示にできるとか、
相手プレイヤーの参加率を確認できるとか、
トーナメントポーカーをやり込むにあたり実用的な要素が
揃っているのも嬉しいところ。
(トーナメントポーカーではチップの単純な量ではなく、
それを現在のビッグブラインドで割った値が戦略上非常に重要)


ただ、βテストという事もあってか動作的に不安定なのが難。
特に長時間遊んでいるとWebGLのメモリエラーが出るので、
おそらくどこかでメモリリークしてるんじゃないかな、と…
(これが出るとブラウザの再起動・ゲームの再接続を余儀なくされる)

その他、チェック/フォールドの設定項目と
フォールドボタンが真反対の位置にあるのはPC上の操作では厳しかったり、
ランクをルーキー☆1〜☆3、ブロンズ☆1〜☆3…のように細かく分けて、
ルーキーの間はランクポイント下降なしにした方が、
初心者もランクアップの実感を感じられるんじゃないか…とか
(『雀魂』パクるならそういう配慮もパクっていいんじゃないですかね?)


近年ではアーケードの『ポーカースタジアム』、
スマートフォンの『エムホールデム』と、
国産のポーカーゲームが存在感を増しておりまして、
この『ポーカーチェイス』がどこまでそれらの先行作品に追いつけるか、
そして追い越せるのかどうかは果たして未知数ですが、
本作には「PCブラウザに対応」という他の2つにない利点があり、
そして宣伝にVtuberを大々的に起用するなど
(天開司も起用してるあたり、やっぱりここも『雀魂』を意識してますよね?)
既存作品とは異なる層を狙っている印象です。


何はともあれ、リングゲームよりトーナメントポーカーが好みな筆者としては、
『ポーカーチェイス』本稼働に期待しております。


本稼働が始まったら、俺、
ドクター・マリンかシスター・レインを引くまで
ガチャを回そうと思うんだ…(死亡フラグ)

jzunkodj4y at 00:04|PermalinkComments(0)clip!ポーカー 

August 16, 2021

海外発・女神転生&世界樹の迷宮リスペクトDRPG『Advent Crossroad』


Steamで『Advent Crossroad』という、海外発のDRPGが配信されてました。

制作者のTwitterアカウントによると、
『真・女神転生』と『世界樹の迷宮』にインスパイアされたDRPG…という訳で、
久しぶりに海外製DRPGをがっつりと遊んでみました。

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あるショッピングモールで警備員として働く主人公。
しかしある日、突然ショッピングモールが外界から隔絶され、
異界と繋がってしまい悪魔たちが溢れ出てしまった。

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この事件を追う女刑事・レインズ令波とともに、
主人公は異界の奥へ向かい、異変の真実を突き止める…という、
まさしく『真・女神転生』シリーズを思わせるような、
現代を舞台とした3DダンジョンRPGになります。

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戦闘も近年の女神転生シリーズや『ペルソナ』シリーズを思わせるような、
敵の属性一覧が表示される画面構成。
初見の敵の弱点は不明ですが、
敵に様々な属性攻撃を当てることによって弱点が判明します。
もちろん弱点だけでなく属性耐性を持っていたり、
たまに属性無効・反射・吸収の敵がいるのも女神転生シリーズ譲り。
なお、近年の女神転生シリーズによくある、
弱点を突くと有利に、無効化されると一気に不利になるプレスターンや
ワンモアプレスといったシステムは搭載されてないので、
未識別の属性攻撃を仕掛けて反射を食らっても安心(?)

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ダンジョン内にはたまに青い人魂がうろついており、
接触すると恐ろしく強いモンスターとの戦闘になります。
このあたりは、まんま『世界樹の迷宮』のFOEですね。

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スキル習得システムも一風変わっており、
敵を倒して得たTPを消費してスキルをダウンロード、
スキルスロットにセットして使うことができるようになる…というもの。
仲間キャラクターに多少の属性の得意不得意はあるものの、
基本的にはどんな属性のスキルでも取っていけるので、
人によって全く違う構成のパーティが構築できるようになってます。

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ただ、『真・女神転生』や『世界樹の迷宮』をオマージュしている…と言っても、
ゲーム全体としてはそれらのシリーズのどちらとも違う印象を感じます。
『女神転生』シリーズの特徴である「敵を仲魔にする」要素はありませんし、
ダンジョンの構成も『世界樹の迷宮』シリーズと比べると素直な傾向。
イベント展開も一般的なJRPGに近く、
ゲームおよび世界観のスケールもかなり小さいです。
(筆者はクリアまで10時間程度でした)

スキル構成を自由に決められる…と言っても、
スキルスロットが6つしかなく、
しかもそこにパッシブスキルと各種アクティブスキルを
詰め込む必要があるため、実際のビルド幅はかなり狭め。
有用なパッシブを詰め込むとほとんどスキルが積めないため、
この辺りには不自由さを感じてしまいます。

また、このゲームはRPGツクールMVで作成されているようで、
その弊害としてか、やや操作感が鈍い印象があります。
F12でスクリーンショットも取れないため、
スクリーンショット撮影には外部ツールなどの必要あり。

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店の中など、一部に2Dマップが登場しますが、
そこの操作がバーチャルタッチアイコンを操作してオブジェクトにタッチ…と、
ゲームパッドでは非常にやりにくい操作感。
多分スマートフォン対応を見据えた操作体系なんでしょうが、
普通に2Dの主人公キャラクター操作でもよかったんじゃないかと…


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とまあ、個人製作(と思われる)に起因するであろう難点はありますが、
ゲーム全体のバランスとしては敵の攻撃力はやや高めながら、
回復アイテムが豊富でこちらも攻撃力を強化しやすい…と、
遊びやすくまとまっており、この辺りは好印象。
(海外製のRPG、無意味に敵が固いゲーム多いからね…)
また、異界のダンジョンテクスチャーや、
妙に不気味な外見の多い敵も雰囲気がよく出ています。

何よりも、「日本のDRPGをリスペクトした海外発DRPG」が
またこうして現れたことが個人的には嬉しかったり。
いろいろと荒い部分はありますが、
10時間ほどで遊べるコンパクトなDRPGを遊びたいという人にはおススメ。
個人的には日本語ローカライズを希望したいところではあります。


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あと、いろいろと珍妙な日本語看板が出てくるので、
そういった「海外の方による変な日本語」愛好家の皆様にも(笑)


このゲームに興味を持たれた方向けのアドバイス:
・通常攻撃を二回攻撃にするパッシブ(Double Strike)が非常に強力なので、
 これを真っ先に全員取るようにするとザコ戦が楽になります。
 さらに一部の武器には攻撃回数が複数回のものがあるので、
 これと組み合わせると数の暴力で敵を圧殺できます(笑)
・敵のバフ対策と味方へのデバフ・状態異常対策はラストバトルまでに揃えましょう。
・雷属性の攻撃魔法はたまに敵をマヒさせるので、
 雷属性を反射・吸収しない敵なら封殺することも可能。
 このあたり、雷神トールさえもジオンガで封殺できる
 『真・女神転生I』っぽいな…と(笑)


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とある場所で防御力は全くないが幸運度が異常に上がる
「Sexy Lingerie」が買えるので、
女性キャラにこれを着せて連れまわす恥辱プレイなんかも出来ます。
(着せたら立ち絵が変わってほしかった…w)

August 09, 2021

ポーカースタジアム公式大会優勝記念:「ポーカー=ローグライク」であると強く主張したい


2021/8/7にアーケードゲーム『ポーカースタジアム』で開催された、
公式大会"PLATINUM CUP"。
幸いその大会の参加権を得ることが出来まして、
そして、時の運にも恵まれ優勝することが出来ました。

PokerStadium_jzunko

公式サイトのランキングの右端、
「沼」達成者一覧「プレイヤー名鑑」にも載せて頂きまして、
大変にありがたいことでございます。

せっかくだからこの機会に、
前々から思っていた持論を当blogで披露してみようかと思います。


「ポーカーとは、ローグライクである」

筆者は以前より、ポーカー
(特に一定のチップを持って開始し、最後の1人になるまで戦う
「トーナメントポーカー」)は「ローグライク」だ、と思っております。

「ローグライク」に関しては当blogを頻繁にご覧になる方なら
ご存じかと思いますが、
1980年に最初のバージョンが公開され、
以降UNIXを中心に広まったコンピューターRPG、
『ローグ』の要素を取り込んだゲームジャンルを指します。

このジャンルのゲームとして日本でもよく知られているものとしては
『トルネコの大冒険』『風来のシレン』『elona』などがあり、
近年では『Slay the Spire』『Hades』といった、
カードゲームやアクションゲームに多数のランダム要素が組み合わさった
ゲームにも使われるジャンル名でもあります。
(後者の作品群は直接的な『ローグ』からの要素は少ないことから、
「ローグライト」という表記がなされることもある)



「ローグライク」自体には厳密な定義はありませんが、
2008年のローグライク開発者国際会議で挙げられた
ローグライクの特徴を示す「ベルリン解釈」というものがありまして、
日本語版Wikipediaの記事では以下のように要約されています。
価値の高い要素(high value factor)
・ランダムな環境生成 ― マップ構造やアイテム配置がランダムで、リプレイ性が高い。
・ 恒久的な死 ― 一度死んでしまえば最初からやり直しになる。ランダムな環境生成と合わさることでゲームが面白くなる。
・ターン制 ― 一つのコマンドが一つの動作に対応する。じっくりと考えながらプレイできる。
・グリッドベース ― ゲーム世界がタイル(マス目)で構成されている。
・ノンモーダル ― 移動も戦闘も一つの画面で完結しており、画面変遷を伴わない。AngbandやCrawlの「店」等、しばしば無視される。
・複雑さ ― 豊富なアイテムやモンスターが用意されており、ゲームの解法が一つではない
・リソース管理 ― 限られたリソース(食料やポーション)を管理し、その用途を考える。
・ハックアンドスラッシュ ― 多くのモンスターを次々に倒していく。
・探索と発見 ― マップを慎重に調査し、未知のアイテムの使用法を発見する。

価値の低い要素(low value factor)
・1人のプレイヤーキャラクター ― プレイヤーは1人のキャラクターのみを操作し、そのキャラクターの死をもってゲームオーバーとなる。
・プレイヤーに似たモンスター ― プレイヤーとモンスターに同じルールを適用する。モンスターもアイテムや装備を持ち、魔法を使う。
・戦術的な挑戦 ― ゲームの難易度が高く、何度もプレイすることで戦術を学び、プレイヤー自身が成長していく。
・ASCII表示 ― ASCII文字によるタイル表示。
・ダンジョン ― 部屋と通路で構成されたダンジョンを含む。
・数値 ― ヒットポイント等の数値が明示されている。

以上に挙げた要素のうち、複数の要素を持つものが
ローグライクゲームに当てはまる…という訳です。
『トルネコの大冒険』や、『風来のシレン』などを遊んだことがあれば、
多くの要素が上記に当てはまっていることに気づかれることかと思います。


さて、ここからはポーカーのお話。
一般的に、トーナメント形式のポーカーは以下のような形式となります。
・すべてのプレイヤーが一定量のチップを持って、決まった時間に開始する。
・毎回手札はランダムで配られ、場のカードもランダムで開かれる。
・行動順も毎回時計回りで変化する。
・一定時間が経過すると最低ベット額が上昇し、
  必然的に賭けるチップの額も上がっていく。
・チップが0になるとゲームに敗退し、復帰することは出来ない。
・上位のプレイヤーには報酬が与えられる。
  (報酬人数や内容はトーナメントによって異なる)


以上の要素を、先ほどのローグライクのベルリン定義に当てはめてみますと…
・ランダムな環境生成
まさしく「手札が毎回ランダムで配られる」、
そして「場の札がランダムで開かれる」のがそうでしょう。
それ以外にも他の参加プレイヤーのプレイスタイルや、
席順などもランダムな環境生成の一部と言ってよいかと思います。

・ 恒久的な死
チップ0になるとゲーム敗退、まさしく恒久的な死です。
一定時間内は参加料を支払うと再参加できる、というトーナメントも多いですが、
その場合も初期チップ量からリセットして参加することが多く、
引継ぎ要素というものは基本的にありません。

・ターン制
ポーカーはまさしくターン制です。
リアルタイム要素は一切なく、
またターンの行動順が非常に重要になるゲームでもあります。

・グリッドベース
・ノンモーダル
この辺りはコンピューター的な要素なので、
ポーカーには当てはまりません…が、
基本的にプレイヤーの行動はテーブル上で完結することを考えると、
画面遷移のない、ノンモーダル的なゲームと言えるかもしれません。

・複雑さ
「覚えるのは10分、極めるには一生」
というテキサスホールデムの格言がありますが、
この格言通り、手札と場札の組み合わせ、
プレイヤーのスタイル、様々な戦略など、
まさに一生をかけても極めることは難しい、
非常に複雑なゲームとなっています。
「ルールは簡単そうだが複雑だぜ!」

・リソース管理
ポーカーの「チップ」がまさにリソースでして、
RPGで言うならHPに相当、
そして他のプレイヤーへの攻撃が
すべて「HP消費攻撃」、
他のプレイヤーに勝てばHPが回復する…という、
単一リソース管理の塊ともいえるのがポーカーです。

・ハックアンドスラッシュ
さすがにハクスラ要素はポーカーには無いですね。

・探索と発見
マップ探索もやはりポーカーにはありません。

・1人のプレイヤーキャラクター
トーナメントポーカーはまさしく、
1人のプレイヤーキャラクターとして参加するゲームです。

・プレイヤーに似たモンスター
テーブルの上で敵対するモンスター(他のプレイヤー)も、
開始条件や取れる行動はすべて自分と同じです。
同じ条件の上で、他のモンスター(相手プレイヤー)を倒すべく
現在の置かれた状況を考慮して戦うことになります。

・戦術的な挑戦
ローグライクゲームでは何度もチャレンジし、
ゲーム上で有効な戦術・戦略をプレイヤーが学ぶことで
より深いレベルへと到達できるのが魅力の一つですが、
まさしくそれはポーカーに当てはまるのです。
ネット上を探してみてもポーカーの戦術は溢れており、
そしてそのトレンドは日々変化します。
これが一番「ポーカー=ローグライク」と感じさせる要素だと
個人的には思っております。

・ASCII表示
さすがに「@」が自キャラクターのポーカーゲームや、
リアルなポーカールームなんて存在しない…と思う(笑)

・ダンジョン
ポーカーにダンジョンなんてあるわけないですね。
あったら行ってみたいですが(笑)

・数値
リアルポーカーでは各プレイヤーの目の前に持っているチップが
積まれるだけで、厳密なチップ量は確認できませんが
(但し、オールイン時などにディーラーに厳密なチップ量の
カウント確認をお願いすることはできる)、
大抵のポーカーゲームだとすべてのプレイヤーのチップ量が
常時表示されます。
また、チップ量だけでなくプレイヤーのゲーム参加率などを
表示してくれる機能の付いたゲームも多いです。


以上を踏まえると、ポーカートーナメントは
ローグライク・ベルリン解釈のうち、
多くの要素を満たしていることがわかります。

故に、筆者は「ポーカー=ローグライク」と強く主張したいのです。



また、多くのローグライクゲームは1人プレイ専用ですが、
ポーカーは多人数対人戦という、
他のローグライクとは全く違った楽しみ方を提供しています。


この記事を読んでポーカーに興味を持たれた方、
もしくはメカジキを信奉する熱心な「@」の皆様、
是非とも一度、テキサスホールデム・ポーカーを
体験してほしいのです。
きっと、ローグライクに通じる楽しさを発見できるかと思います。


ゲームセンターで気軽にポーカーのオンライン対戦ができる
『ポーカースタジアム』なら、上記サイトで設定店舗の検索ができますし
(ただ、置いてない県も多いんですよね…増台を熱望!)


スマートフォン向けアプリだと、セガサミーが展開している
『エムホールデム』もあります。
(以前に自blogでこちらの紹介記事も書いてます)


何はともあれ、もっとポーカー人口が増えて、
もっと強いポーカープレイヤーが増えてほしい。
そして、もっともっと強いプレイヤーとポーカーを楽しみたい。
それが筆者の純粋な願いです。


筆者の最終目標としては、『ウィザードリィ』の原作者の1人である
アンドリュー・グリーンバーグ氏とポーカーテーブルを囲みたいのです。
氏は弁護士・プログラマーとして以外にも、ポーカーでも実績を残しておられるので…


August 02, 2021

今までの移植を踏まえた新たな「原点」。『ファイナルファンタジー ピクセルリマスター』

「ファイナルファンタジーシリーズで、一番好きな作品は何ですか?」
ゲーマーの皆様なら、一度はこの質問に答える機会があるんじゃないかと思います。

FFの知名度を高めた3、ストーリー展開がダイナミックな4や6、
今でも熱心な研究が続けられている5、
そして3Dになって世界中に衝撃を与えた7、
オンラインとなった11や14、
練り込まれたビジュアルとシステムが素晴らしい13や15…など、
人によって諸々の回答が出てくるとは思いますが、
筆者はこの質問に対して、常に「FF1」と答えています。

「さらわれた姫を救う」というヒロイックファンタジーの定番クエストを
あっさりと序盤で達成してしまうものの、
修復された橋を渡った瞬間にストーリーデモが入り、
これから始まる冒険のスケールの大きさを感じさせる演出。
船や飛空艇を手に入れるタイミングが早く、
いろんな場所に行ける自由度の高さ。
パーティ編成を変えるとがらりと難易度の変わるリプレイ性の高さ、
そして何より、まさしく「最後の幻想」というタイトルにふさわしい、
エンディングで明かされる衝撃の事実…など、
筆者は今でも、FF1が大好きなのです。
あまりに大好きすぎて、RPGツクール2000でクローンゲームを作ったことがあるほどには



そんな中、2021年に発表された
「ファイナルファンタジー ピクセルリマスター」プロジェクト
2DのRPGであったFF1〜6までを
可能な限り当時のピクセルアートを再現しつつ、
現行のハード(まずはPCとスマートフォン)に
規格を統一して移植する…というプロジェクトです。

この一報を聞いて、筆者は即座にSteam版のFF1を予約しました。
筆者はFC版もWSC版もGBA版もPSP版も遊んでますし、
ストアページオープンしてからプレオーダー余裕でした。

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そして、2021/7/29に配信開始。

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戦士・シーフ・モンク・白魔術師・黒魔術師・赤魔術師から
4人を選びパーティを編成する光の戦士のキャラクターメイキングは健在。
各職業のドットは、FC版基準で書き直されています。

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要所要所にはGBA以降基準のイベントが追加。
オリジナルのFC版では初期のイベントが投げっぱなし感があったのですが、
ある程度背景がわかりやすくなりました。

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フィールドのグラフィックはSFCの頃のFFを思わせるものとなっていますが、
FF1ならではの味のあるメッセージは健在でした。

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無論、あのキャラが埋葬されているところも健在。

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クラスチェンジすると3頭身になるという、
FC版FF1のみに存在した要素もなんとこの令和の時代に大復活!!



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一部のボスキャラクターのドットも、
WSC版以降のサイドビューを意識したドットから、
FC版をベースにした正面向きのドットに変更。
これは何故だろう?と思っていたのですが、
本作に収録されている、天野喜孝氏の原画を閲覧できる
イラストギャラリー機能を見て謎が解けました。
天野喜孝氏の原画では上図の「リッチ」は正面向きで、
今回のピクセルリマスターで新たに原画準拠で
ドットを書き直していたんですね。
こんな感じで、天野氏の原画と今回のドット絵を比較してみると、
いろいろと興味深いものがあります。

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ライオンの顔の2頭身モンスター?だと思っていたラクシャーサ…
オマエソンナスガタダタノカ



公式のQ&Aで「オリジナルとなるファミコン版をベースにリニューアルしている」
と語られている通り、
呪文の仕様についてもFC版・WSC版以前の、
D&Dや『ウィザードリィ』と同様のレベル別回数制です。

「だとすると、黒魔は死に職なのでは…?」と思われたそこのあなた。
安心して頂きたい。

本作ではGBAやPSPでの仕様も一部取り入れられており
例えば「エーテル」などのMP回復アイテムの追加もその1つ。
「エーテル」は使用すると各レベルの魔法回数を1回復するアイテムで、
本作では道具屋で1個150ギルで買う事が出来ます。
これがいかに凄い事なのか…は、
FC版やWSC版でポーションを99個買いこんでから
各ダンジョンに挑んでいた方ならお判り頂けるのではないかと…(笑)

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また、GBA以降同様呪文の威力に知性が影響するようになっており、
アイテム使用で魔法が発動するアイテムについても、
専門の術師に使わせた方が効果が高いです。
特に本作ではオートバトルが実装されており、
繰り返し自動で魔法効果アイテムを使わせることが出来てザコ戦が手っ取り早い…と、
職業間の格差はかなり縮まっています。
(もちろん赤魔には使用可能な武具が多いというアドバンテージがある)


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ダンジョン内では周辺のミニマップが常時表示され、
ボタン一つで階段や宝箱の位置を記した拡大マップも確認でき、
さらにダッシュと斜め移動も可能…など、
2021年の2DRPGとしても操作性がよく遊びやすくなっています。
敵から手に入る経験値やギルも多めで、
特にオートバトルが便利になる中盤以降ストレスはほぼなくなってきます。

GBA版で追加されたダンジョン「ソウルオブカオス」や、
PSP版で追加されたダンジョン「時の迷宮」は本作にはありませんが、
前者は2以降のキャラクターやアイテムを1に逆輸入しよう…
というコンセプトが強いダンジョンであり、
本作が「オリジナル作品のリマスター」という概念を掲げている以上、
後続シリーズの要素は削られてやむなしかと思います。
時の迷宮?蛇足以外の何者でもないからなくていいよあんなもん(個人の感想です!)


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そんなこんなで、筆者が『FF1 ピクセルリマスター』に
要したクリア時間は約8時間。
何度もFF1を遊んでいてだいたいの内容を知り尽くしていて
このプレイ時間なので、
初見の方だとおよそ10時間くらいでクリアできると思います。


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全体的な感想をまとめてみると、
本作は「今までのFF1の移植の良い部分をピックアップし、
FF1のオリジナリティを忠実に煮詰め、
そして2021年の2DRPGとして遊びやすく仕上げた逸品」
と言えるかと。

かつて「架空の物語」を経験し、心の底にしまい込んでいたことを
この記事を読んで思い出した元・光の戦士のあなたも、
そして『ファイナルファンタジー』がなぜ「最後の(究極の)幻想」であるのか、
そう呼ばれるに至った原点たるFF1を遊んだことのないあなたも、
このピクセルリマスターを遊んで、『FF1』という作品を
改めて知ってほしいと筆者は思っています。



(でもラスボスはPSP版から多少手加減してくれても良かったのでは…w)

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July 25, 2021

強い武器や鎧を育てて試行錯誤してボスを打ち破れ!『モン勇』クリア後感想

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数々のDRPGを世に送り出してきたエクスペリエンスの最新作、
『モンスターを倒して強い剣や鎧を手にしなさい。死んでも諦めずに強くなりなさい。勇者隊が魔王を倒すその日を信じています。』
(以下、『モン勇』)が2021/7/15に発売されました。

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6/18に体験版が配信され、そこからのユーザーの意見を
フィードバックして大きく内容が変更された本作。
筆者の体験版感想記事
筆者も発売日からプレイして、クリアしたので
当blogに詳細な感想を残しておこうと思います。


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まずは体験版からの大きな改善点として、
ゲームの難易度選択がレベルキャップが甘くマップも常時表示のAタイプ、
逆にレベルキャップが非常に厳しく、
「地図の虫」を発見しないとマップが表示されないCタイプ、
レベルキャップはその中間でミニマップは常時表示されるBタイプ…
という形に難易度選択が再調整されました。

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また、ダンジョンの攻略評価システム自体は製品版にも残っていますが、
評価条件から全滅回数が削除されてマップ踏破率に変更され、
また高ランクの取得条件も大幅に緩和されました。
(体験版ではすべて★5評価を取らなければSランクを取れなかったが、
製品版では平均★4評価でSランクを取れるようになっている)

また、レベルキャップの制限の少ないAタイプでも、
任意のタイミングでレベルダウンが可能になり、
ザコ戦は楽をしつつボス戦の高評価を目指して頑張る、というプレイも可能。

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また、本作のダンジョンではある程度マップを埋めてしまえば、
マップ上ではプレイヤーから逃げようとするが、
倒すと高い経験値を得られる「ミミック」を
簡単に狩れるようなマップ構造となっており、
一度レベルを下げても、再びレベルアップすることは容易です。

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そして本作の肝と言えるのが、強力な敵たちとの戦闘。
本作は敵がすべてマップ上に表示されている
シンボルエンカウンター方式を採用していますが、
こちらを発見すると追いかけてくる紫シンボルの敵はかなり凶悪。
赤や緑のシンボルの敵と比べて、桁違いの強さを誇ります。
(特に、第3層以降の紫シンボルの凶悪さは顕著。
たった1匹なのに場違いな強さを誇る第3層紫敵に「!?」となった人も多いはず…w)

決して倒せない強さではないので正面から挑んでもいいですが、
ダンジョンのギミックを活かしてうまく誘導・回避し、
極力戦闘を避けて先に進む…という事が求められます。
これは今までのエクスペリエンスDRPGになかった感覚で、
うまい事ダンジョンを作ったなあ…と感心。

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なお、敵に追い詰められてどうしようもない…!と感じたら、
「おかえり水晶」を使ってノーコストで拠点へ帰還できます。
製品版でノーコストで使用できるようになって本当に良かった…
(所持金半分取られる体験版の仕様だったら後半層の攻略はとんでもない難易度だったと思う)

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各層の中ボスやボスはさらに強力で、
手下がいなくなるとターンエンドに必ず手下を補充する、
弱点が数ターンごとに入れ替わる、特定の条件を満たさないと完全無敵…など、
やはりこちらも今までのエクスペリエンスDRPGになかった、
多彩なギミックを搭載して襲い掛かってきます。

幸い、本作は前作『黄泉ヲ裂ク華』と同じく、
拠点でデメリットなく転職・能力値の振り直しが行え、
またダンジョン内でもスキルポイントの振り直しがいつでもできるため、
ボスの傾向を踏まえた戦略を考えたパーティを編成し、
毎ターンの状況に最適なスキルを活かした戦術で、
高評価を目指して極力短いターンで決着をつけることになります。

このあたりのボスに合わせて職業やスキルを揃える…というプレイ感覚としては、
『ファイナルファンタジー3』や『真・女神転生ストレンジジャーニー』が近いかも。

ともかく、考えた戦略と戦術がかみ合って、
圧倒的に格上の強さを誇るボスを撃破できた時の達成感
本作ならではの面白さだと思います。

また、本作ではボス戦の評価基準のレベル制限こそあるものの、
武具の熟練度(装備して経験値を稼ぎ続けると強さが上がる)や、
スキルポイント(やはり経験値を稼ぐと得られる)については制限がないので、
どうしても倒せない場合は改めてミミックを狩り続けて、
強い剣や鎧を手にして鍛える…というのもアリ。

今回はいつものエクスペリエンス作品に比べて、
若干価格が安いのでやや短めなのかな?と思ってましたが
普通に他のエクスペリエンスDRPG並みのフロア数があります。
筆者はシナリオクリアまで、36時間かかりました(Cタイプ)。


…とまあ、ダンジョンを踏破・攻略するゲームとしては
筆者はかなり本作は面白いゲームだとは思うのですが、
細かい短所が目立つことも確かです。

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第1の短所は「ストーリー面の薄さ」。
本作には登場するNPCがごくわずかで、
キャラクター間の関連性などもほとんど語られません。
また、「妖精の国」を舞台にしている割には、
モブに妖精は登場せず、
ダンジョンにも妖精に関するものは一切なく、
ストーリー面で「妖精の国」を舞台にした必然性をまったく感じません。
「コンピュータRPGの肝はストーリーだ」という方にとっては、
本作は恐ろしく退屈なものに感じてしまうかと。


第2の短所は「遊びの制限の多さ」。
体験版よりだいぶマシになったとはいえ、
ボス戦の評価でSを取ると次フロアの宝箱評価が上昇する…
という点に関しては体験版から変わっていませんし、
これを達成出来ないと損をする…と感じてしまうという点で、
ボス戦の評価システムに窮屈さを覚えるのは否めません。
レベルキャップもキャラクターを自由に強化できないという点も、
窮屈さを感じる方は少なくないと思います。
『黄泉ヲ裂ク華』で非常に面白かったソロプレイ
本作ではまず不可能なのが個人的には残念だったり。

本作のダンジョンの攻略順もほぼ一本道で、
最初から高レベルのダンジョンに潜って
ハイリスクハイリターンの狩りをする…といったことは出来ません。
そういった自由度を求める人にも本作はあまり向いていないかと思います。

その他、ダンジョンに潜る際にAボタンを連打すると
帰還イベントが走ってすぐに帰還してしまうとか、
敵シンボルまで自動移動して、戦闘が終わってボタンを押したら
自動移動中断ダイアログが出ることが多くてちょっとテンポが悪いとか、

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ダンジョンのテクスチャがすべてのダンジョンで使い回しで
(ライティングや照り返し度合いを変えているだけ)、
3Dグラフィックに関しては露骨に低予算を感じるとか、
細かい不満点はいくつかあります。


また、本作には「クリア後要素がない」事を批判する声も一部で見られますが、
そもそも昔のDRPGにはクリア後要素がある方が少数派でしたし
(明確にクリア後の遊び場を用意したDRPGは『ウィザードリィ外伝3』から)、
クリア後にはレベル制限を解除してひたすら鍛える…という、
初代ウィザードリィのような遊び方自体は本作でも出来ます。

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もちろん村正もあるので、究極の一振りを探し求めるのも一興。
(『黄泉ヲ裂ク華』と同様、性能のランダム補正の振れが大きいので
究極まで厳選しようと思うと地獄ですぜ…w)



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モタ氏のかわいらしいキャラクターイラストとは裏腹に、
ストーリーも最小限度で制限が多めなDRPGという、
本作はかなり人を選ぶ内容のコンピューターRPGであることは否めません。

しかしながら戦闘をこなして強いアイテムを手に入れて、
少しずつ武具やスキルの強化を実感しながら、
戦略・戦術を駆使して強大な魔王たちに勝利する達成感は、
エクスペリエンスのDRPGの中でもずば抜けています。

こういった厳しさに燃える人にとっては、間違いなく「刺さる」ゲームです。
本作は賛否両論となるであろうゲームですが、筆者は大好きです。


July 04, 2021

明日使えるかもしれない『エムホールデム』まめちしき

2021年7月1日、セガサミーから1本の
スマホ向けアプリがリリースされました。


『m HOLD'EM』。
近年盛り上がりを見せている、「テキサスホールデム」ポーカーを
題材にしたアプリになります。

エムホールデム_2021-06-13-18-03-02

テキサスホールデムは手札を2枚使用し、
場札の5枚と組み合わせて役を競うポーカー。
世界中で遊ばれているだけあって、非常に面白いゲームなのです。
このゲームをスマホ向けの操作体系に上手く落とし込んでおり、
かつ吉崎観音氏や原哲夫氏などがデザインした、
セガサミーという企業を有効活用したキャラクターも本作の魅力。
でもケンシロウとラオウを足して2で割ったようなキャラクターはどうかと思う

そんなゲームを筆者は先行体験版の頃から遊んでいたのですが、
そのうちこれを知っておくと多少有利になれるかも、といった
豆知識を本記事で紹介したいと思います。


・キャラクターのアイコンを押すと、そのプレイヤーのVPIPが見られる
突然「VPIP」という単語を出しましたが、
これは「プリフロップでコール・レイズして自発的にチップをポットに入れた割合」
(Voluntarily Put Chips In Pot) を指します。

各プレイヤーのアイコンをタッチすると
そのプレイヤーのプロフィールが閲覧できまして、
プレイヤーのプレイハンド数・VPIP・勝利率もそこに表示されています。

エムホールデム_2021-07-04-22-15-16


自分のVPIPはトップ画面の右上のメニューから「マイデータ」を
選ぶことで見ることが出来ます。

この「VPIP」がいったい何の役に立つの…?
そう思われる方も多いかもしれません。
が、筆者は断言します。

このVPIPこそ、エムホールデムで戦う上で一番重要な情報です!

テキサスホールデムでは手札の2枚と場札の5枚を組み合わせるという関係上、
どんな手札でも勝つ可能性はあるのですが、
それでも初手の2枚の組み合わせには、強さの順位というものがあります。
(最強はAA、次点でKK、それに次いでQQ、AK…など。
最弱は7と2のスート違いとされる)

先述した通りVPIPとは「初手で参加した割合」でして、
この割合は「プレイヤーが持っている手札の強さ」と密接な関連性があります。

例えば「VPIP50%のプレイヤー」がゲームに参加してきたら、
「このプレイヤーに対して優位に立つには上位50%以上の手が必要、
 だからコール(またはフォールド)しよう」
「こっちは上位10%の手を持っているからレイズして手を吊り上げよう」
といったような判断ができまして、
他のプレイヤーのVPIPは自分の行動の選択基準として非常に重要なのです。

エムホールデム_2021-07-04-22-15-58

なお『エムホールデム』ゲーム内のVPIPの説明は上記の通りで、
「適正値は約20%前後」と書かれていますが、
これは「現実のカジノで行うポーカーの9・10人卓」の話で、
オンラインの対戦ポーカーゲームや、
参加人数の少ないランクマッチのブロンズ・シルバー帯では
適正値はもっと高い傾向にあります。

これは筆者の主観になりますが、
6人卓ではVPIPは25%〜40%程度が適正だと思っています。
これより少なければ参加しなさすぎ、
多ければ無駄に参加し過ぎだ…と筆者は思います。

VPIPが極端に高くても非常に高い勝率をたたき出すプレイヤーや、
実際に活躍しているポーカープロがいることは事実ですが、
そういうスタイルを身に着けるのは非常に難しいので、
まずは手を絞って、相手の行動をよく見てから、
ここぞという時には積極的に勝負する、
いわゆる「タイトアグレッシブ」のスタイルを
他のプレイヤーのVPIPや自分のVPIPを確認しながら
少しずつ覚えることを筆者はおススメします。


・自分のチップ量をタッチするとBB換算表示ができる
エムホールデム_2021-07-10-13-36-44

自分の顔アイコンをタッチすると他のプレイヤー同様、
自分のVPIPや勝率も確認できるわけですが、
その下のチップ量をタッチすると、
全員のチップの所持量が「現在のビッグブラインドの何倍か」で表示されます。

この機能が特に役立つであろう機会は、例えば毎日のトーナメントで、
どのプレイヤーがプリフロップでのオールインorフォールド戦略を
取らざるを得ないようなチップ量なのか…を把握するのに役立ちます。
(一般的には、トーナメントポーカーでは10BB以下なら
プリフロップでのオールインorフォールドのみしか選択肢がないとされています)
他にもBB量に応じた戦略なども様々なポーカー書籍で紹介されてますので、
興味のある方は深掘りしてみるのも面白いでしょう。


・「チェック可能時のフォールド確認」はOFFにするな
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『エムホールデム』にはいくつかのゲーム内オプションがあり、
カットイン表示をOFFにすると余計な演出をカットして快適…なのですが、
その下にある「チェック可能時のフォールド確認」のOFFは罠です。

タイトなスタイルでプレイしていると、
「チェックorフォールド」のボタンをよく使うことになるのですが、
自分の手番が来た時にこのボタンは「フォールド」ボタンに変わります。
そのせいで、ちょっとよそ見していて気づいたら自分の番、
チェックorフォールドにしとこう、と思ったらフォールドしていた…
という事故が結構起こるのです(経験者は語る)。

チェック可能な場面でフォールドすることにメリットは全くないため、
このチェックはOFFにしない方がいいです。

なお、VIP課金の専用オプションとして広告カットがあるのですが、
VIP課金してもこれをONにしないと広告が削除されない点は要注意。
(ナンデこの項目オプション!?VIP課金したら常時削除でいいんじゃねえの!?)


・公式サイトのトピックスがムチャクチャ参考になる

ゲームの公式サイトからはわかりにくい場所にあるのですが、
公式サイト内のトピックス内に初心者〜中級者向けの良い記事があります。


一ノ瀬公聖プロ(日本を代表するプロポーカープレイヤーの1人)による、
ポジションとスタックサイズの解説はまさに脱・初心者のための内容ですし、


麻雀兼ポーカープレイヤーの堀内プロへのインタビュー記事は、
初心者向けとは言い難いですが、
対人ゲームの競技プレイヤーの心構えを知る上で面白い記事です。

ゲームの公式サイト内にあるとは思えないほど充実したコンテンツなので、
是非とも一度は閲覧することをおススメしたいです。


…とまあここまで、
エムホールデムについて偉そうに語ってみましたが、
筆者は未だに7/10現在プロフェッショナルランクには到達していません(笑)
※7/15追記:プロフェッショナルランク到達しました。1200人目くらい。


とは言え、基本無料で遊べて毎日Sit&Goトーナメントも可能、
ポーカープレイ自体には課金要素は一切影響しない…と、
ポーカーゲームとして敷居が低く、操作性も悪くないため、
流行の兆しを見せつつあるテキサスホールデム・ポーカーを覚えたい、
腕前を上げたい…という人にとっては、おススメできるゲームです。




なお、筆者はこの土日は他社のポーカーゲームを必死にプレイ、
そちらの方のプラチナムトーナメントの参加資格をゲットし、
7月度の月間頂上戦の挑戦資格も無事ゲットした模様


※2021/7/10追記:
自分のチップ量をタッチすると、
BB換算の確認ができることについて追記しました。

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June 26, 2021

2021年Steamサマーセール・DRPG情報のまとめ

6月末となり、毎年恒例のSteamサマーセールがやってきました。
というわけで、いつものようにサマーセール対象となっている
DRPGを筆者の主観が入った一言感想付きで列挙していきます。


・Steam配信作品:日本語あり

マイトアンドマジックX -75%(¥825)
広大なフィールド探索が魅力のシリーズ最新作。
戦闘と探索がシームレスで、マス目ベースで戦術を練るのが楽しい。

剣の街の異邦人 -80%(¥774)
隣り合わせの灰と異世界転生。
エクスペリエンス作品の中でもシビアだが遊び甲斐はある。
任意の画像がキャラクターポートレートとして使えるのはPC版の長所。
が、後述の『新釈・剣の街の異邦人』とは一部内容が異なる。

Wizardry 囚われし魂の迷宮 -35%(¥988)
ウィザードリィルネサンスの1作としてPS3で配信されたゲームのPC移植版。
シンプルなダンジョン探索とアイテム狩りが楽しい。
ウィザードリィを冠するゲームの中では遊びやすい作品の1つ。

東京新世録オペレーションアビス -80%(¥403)
エクスペリエンスの処女作『GenerationXTH』のリメイク。
独自のプレイ感覚があるエクスペリエンス作品の入門編として良し。

東京新世録オペレーションバベル -75%(¥503)
オペレーションアビスの続編。筆者おススメ。
マルチクラスによるキャラクタービルドとアイテムハントがとにかく楽しい。

ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団 -40%(¥2,400)
「壁壊し」やprefix,suffixの付く自動生成アイテム、
そして見た目によらずダークな世界観が展開する日本一ソフトウェアの意欲作。

レイギガント -75%(¥380)
エクスペリエンスの変化球。
ライトノベルとDRPGの融合という新しい形。
Steam版では主題歌(T.M.Revolution「AMAKAZE -天風-」)が削られている。

限界凸記 モエロクロニクル -35%(¥656)
モンスター娘のいるダンジョン生活をゆるく楽しもう。
非公式ヌードパッチあり。

マインドゼロ -80%(¥396)
ご愁傷さっまー!(主題歌)
荒いグラフィックや伝説的な打ち切りエンドを気にしなければそれなりに遊べるかも。
いわゆる「おま語」だったのだが、いつの間にか日本語表示が追加された。

ザンキゼロ -80%(¥1,258)
人類最後の生き残りサバイバルリアルタイムDRPG。
『ダンガンロンパ』を手掛けたスタッフによるストーリーが最大の魅力。

蒼き翼のシュバリエ + 新釈・剣の街の異邦人 -20%(¥3,344)
エクスペリエンスのファンタジーDRPGの原点となる『円卓の生徒』のリメイク作と、
伝統的なダンジョンクロウルの傑作『新釈・剣の街の異邦人』をカップリング。
配信開始時は日本語環境でバグが多発し遊ぶのが困難な状況だったが、
現在は大半のバグは修正済み。筆者おススメ。

リリパレス -50%(¥760)
DLSiteで配信されているエロRPGのSteam版。
姉妹作のLilitalesのSteam版は日本語未搭載だが、こちらには日本語が入っている。

The Fall of the Dungeon Guardians -55%(¥891)
タンクにダメージディーラーにヒーラーといったロールが重要な、
オンラインRPG的な感覚の戦闘が魅力のダンジョンクローラー。筆者おススメ。

Heroes of the Monkey Tavern -50%(¥499)
『迷宮の塔 トレジャーダンジョン』というタイトルでSwitchに移植もされた、
小粒ながらそれなりの完成度を誇るリアルタイムDRPG。

Lord of the Seal -60% (¥319)
覚える要素の多い戦闘と成長…と、
日本の同人RPGらしさを十二分に含むゲーム。

Operencia: The Stolen Sun -60% (¥1,236)
奪われた太陽を取り戻すため、各地の謎を解きながら美しい幻想世界を歩くDRPG。
難易度の高さと翻訳の稚拙さがイメージを損なっている印象はあるが、それでも雰囲気は素晴らしい。

Vaporum -60% (¥792)
スチームパンクリアルタイムダンジョンRPG。
他の作品とは一線を画するグラフィックが目を引く。
Switchにも移植されている。

Vaporum: Lockdown -30% (¥1,288)
上記のVaporumの続編。
パワードスーツを着込んだ女性主人公が地下迷宮からの脱出を目指す…という内容で、
どことなく『メトロイド』的な雰囲気も感じるゲーム。おススメ。
こちらもSwitchに移植済み。


・Steam配信作品:日本語音声のみあり(字幕英語)

Lilitales -40%(¥1,254)
DLSiteで人気を博した同人エロDRPGがSteam進出。
但しSteam版は日本語字幕が抜かれている(音声はある)。


・Steam配信作品:ウィザードリィ関連作(日本語以外)

Wizardry 6〜8バンドルセット -85%(¥222)
後期ウィザードリィ3作セット。
現代では古さは否めないが、「ウィザードリィはやっぱり1〜5まで」という
固定観念を持っている人にこそ遊んでほしい(攻略サイト等も参考にしつつ)。
そしてついに3作セットで222円というとんでもない価格に。買え。

Grimoire : Heralds of the Winged Exemplar -75%(¥252)
かつてウィザードリィ7〜8に関わった開発者が、
20年もの開発期間をかけて放った精神的後継作。


・Steam配信作品:その他、英語作品

エルミナージュOriginal(日本語なし) -30%(¥720)
「スターフィッシュの奇跡」と呼ばれたエルミナージュシリーズの第1作。
日本語がないが、攻略wikiを参考にすれば遊ぶには十分。
どうしても日本語版でないと…というのであれば、DMMでも配信中

エルミナージュゴシック(日本語なし) -80%(¥196)
旧作ウィザードリィと遜色ないシビアな難易度を誇る、
古きダンジョンRPGの蘇生を感じさせる一作。
高難易度で知られるPSP版がベースだが、やはり攻略wikiは充実している

The 7th Circle -75% (¥252)
ゴア表現ありの非リアルタイム・レトロタイプDRPG。
文字入力での呪文発動などにピンと来るなら遊ぶ価値あり。

Aeon of Sands - The Trail -33%(¥884)
ピクセルアートスタイルが印象的なリアルタイムDRPG。
テキストノベル的な要素もあり。

Backspace Bouken -67% (¥501)
タイピングで敵と戦うタイピングDRPG。
一部のドット絵に見覚えがあるが、そんなドット絵を使って大丈夫か?

The Bard's Tale Trilogy -75%(¥380)
ウィザードリィの影響を受けた名作『バーズテイル』1〜3のリマスター版。
リスペクトに溢れた良質なリマスター。XboxGamePassでも配信中。

The Bard's Tale IV -75%(¥900)
バーズテイルシリーズの完全新作。
厳密にはグリッドベースのダンジョンではないが、位置取りが重要な戦闘は面白い。

Bloodwych -65%(¥252)
2020年に登場したダンジョンマスター風DRPG。
あえて当時の見た目を再現したピクセルアートに愛を感じる。

Coldfire Keep -50%(¥205)
典型的リアルタイムダンジョンRPG。
やや単調さが否めない。

Conglomerate 451 -75%(¥512)
悪のコングロマリットと戦うクローン兵団を組織するミッションクリア型DRPG。
ブレードランナー風・勘違い系アジアの怪しい雰囲気が実にいい。

Crystal Rift -90%(¥98)
VR対応リアルタイムアクション。
釣り天井に落石にトロッコと、VRで遊んだら絶対に面白怖いと思う。

Das Geisterschiff -60%(¥404)
ワイヤーフレームで描かれた「幽霊船」を探索するダンジョンアドベンチャー。
怪しい日本語とワイヤーフレームによるSF感が出ている。

The Deep Paths: Labyrinth Of Andokost -50%(¥310)
典型的なダンジョンマスタータイプのゲーム。
やや敵が固い印象がある。

Der Geisterturm -50%(¥760)
こちらは青いワイヤーフレームで描かれた「幽霊塔」を探索するアドベンチャー。
サイバーパンクSF感は素晴らしい。

Dragon Wars -30%(¥686)
バーズテイル4になるはずだった、
過去の名作の復刻版。

Drawngeon: Dungeons of Ink and Paper -80%(¥104)
「手描き」をテーマにしたリアルタイムDRPG。
短編ながらエンディングもまた印象的。おススメ。

Dungeon Hero RPG -90%(¥101)
リアルタイム形式DRPG。
カートゥーン調のグラフィックが特徴的。

Dungeon Kingdom: Sign of the Moon -15%(¥1,598)
水の管理もあるダンジョンマスター系DRPG。
顔グラフィックが濃ゆい。

Dungeon of Trials -75%(¥77)
見た目はJRPG風だが、内容は悪い意味で「ヤバい!」の一言。
怖いものを見たい方や○○ゲーを摂取しなければ死んでしまうという奇特な方向け。

Dungeons Of The Deep -25%(¥1,140)
ソロ探索型リアルタイムDRPG。変な操作系統と、
フロア切り替え時にのみしかセーブされないのに初見殺し多めとかなり難あり。

Heroes of a Broken Land -75%(¥370)
拠点制圧SLG+DRPG。筆者一押し。
遊ぶたびに世界は生成されるので何度でも楽しめる一作。

Indeep | The casual dungeon crawler -70%(¥89)
シンプルなソロのダンジョン探索RPG。
「『カジュアル』を自称するゲームは信用ならない」という、
経験則が見事に当てはまるゲーム。

Inferno - Beyond the 7th Circle -20%(¥1,384)
グロさがウリだった『The 7th Circle』の続編。
前作に続き不気味な雰囲気では随一のDRPGである。

Infinite Adventures 無限の冒険 -50%(¥760)
『世界樹の迷宮』をはじめとした日本製DRPGをリスペクトした作品。
作り込みが丁寧で遊びやすい。筆者おススメ。

It's Six Random Characters and a Single Floor Dungeon, That's the Whole Game -20%(¥416)
タイトル長いよ!(笑) 自動生成された6人で自動生成ダンジョンを脱出する。
何故か画面が白黒のGB風だけど、そのあたりの要素が面白さに繋がってるかは謎。

The Keep -80%(¥299)
3DSから移植のソロ探索リアルタイムDRPG。
ボリュームは少ないがマウスクリックのアクションが楽しい。

KryptCrawler -80%(¥164)
VR対応のダンジョン探索RPG。
拾ったアイテムを組み合わせ謎を解くゼルダ的な面白さがある。

The Legend of Candlewind -90%(¥98)
個人的にはSteamで最底辺を争えると思っているDRPG。
この値段なら、○○ゲーの話の種にはなるかもしれません(笑)

Legend of Grimrock 2作バンドル -66%(¥1,013)
世界中に「リアルタイムDRPG」というジャンルを再認識させた偉大なシリーズ。
完成度も非常に高い。筆者おススメ。

Legends of Amberland: The Forgotten Crown -25%(¥1,537)
鮮やかな原色で描かれたドット絵が印象的な、
『マイトアンドマジック』を彷彿とさせるオープンワールドDRPG。
しかしながら難易度自体は現代的に遊びやすく仕上がっている。

Lustlock Labyrinth -20%(¥808)
海外産のエロDRPG。当然のことながら18禁。
女戦士が性欲に耐えながらダンジョン探索に挑む。
エロRPGが日本の同人ゲーだけではないことに気づかされる1作。

Magical Diary: Horse Hall -60%(¥592)
『プリンセスメーカー』『ときめきメモリアル』のような育成シミュレーションと、
3Dダンジョン探索アドベンチャーが融合したゲーム。やや女性向け。

Magical Diary: Wolf Hall -40%(¥1,542)
上記作品の続編。今度は主人公に男女選択可能で、
登場人物の男女を問わず攻略対象に選べるようになった。

The Quest -50%(¥490)
オーソドックスなターン制3DダンジョンRPG。
王道は良いモノです。

Realms of Arkania1〜3バンドルセット -70%(¥294)
ドイツ製TRPG『The Dark Eye』をベースにしたコンピュータRPGの復刻版。
北米ではsir-tech社が販売を手掛けていたシリーズでもある。

Ruzar - The Life Stone -60%(¥528)
やはりオーソドックスなリアルタイム3DダンジョンRPG。
やはり王道は良いモノです。

Sakura Dungeon -70%(¥594)
モン娘、百合とエロRPGの王道を押さえた一作。
公式無修正パッチあり。筆者おススメ。

Serment - Contract with a Devil -50%(¥740)
こちらも百合メインな異世界転生系借金返済美少女ライトノベル+DRPG。
金は命より重い…!が、難易度はお手頃。あ、健全でパッチもないです。

StarCrawlers -75%(¥495)
宇宙傭兵となって企業への侵入や破壊工作といった稼業に精を出す、
これまた一風変わった雰囲気のミッションクリア型DRPG。筆者おススメ。
近日中に続編がリリース予定なので、その予習にも。

Stonekeep -30%(¥686)
1995年発売の作品の復刻版。

Swords and Sorcery - Underworld - Definitive Edition -50%(¥740)
6人パーティでダンジョンに潜りコマンド戦闘を行うオーソドックスDRPG。
長いことセール対象にはなっていなかったが、突然セール対象になっていた。

Town of Night -25%(¥148)
海外製としては珍しい、JRPG風のイラストとコマンド戦闘を採用した作品。

Undead Darlings ~no cure for love~ -25%(¥2,317)
ゾンビランド化した世界を救うために美少女ゾンビとドキドキ探索部。
斬新な世界観設定とグラフィックだが、敵が固めで歯ごたえありまくり…
だったが、アップデートでずいぶん敵の固さが修正された。

VERLIES 2 -80%(¥104)
自動生成ダンジョンで敵の攻撃をタイミングよく回避しつつ攻撃するゲーム。
FCの神龍の謎か!?と思うくらい運ゲー要素が大きすぎるのが頂けない。


以上、今回はシーズンセールという事で、
かなりの量のゲームがセール対象になっています。
特に後期ウィザードリィ3作セット222円は安すぎるのでは!?と思うくらい(笑)
個人的には今回最安値を更新している、『Drawngeon: Dungeons of Ink and Paper』や
『Crystal Rift』『KryptCrawler』なんかは遊んでみて頂きたいですね。
(後者2つはVR対応ゲームですが、VR機材がなくても遊べます)

サマーセールの期間は7/8(日本時間では実質7/7)まで。
この記事が皆様の新たな迷宮への道しるべとなれば幸いでございます。


June 18, 2021

絵柄に似合わず超シビアだけどやめられない『モン勇』体験版感想

※2021/06/30追記:
追加パッチの話題を記事末尾に追加しました。


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『モンスターを倒して強い剣や鎧を手にしなさい。死んでも諦めずに強くなりなさい。勇者隊が魔王を倒すその日を信じています。』
(以下、『モン勇』)の体験版がNintendoSwitchで
2021/06/18に配信されてました。
早速筆者はダウンロードして遊んだので、
その感想を当blogに残しておきます。

今回のストーリー設定は
「妖精界に勇者隊として召喚されたメンバーでパーティを組み、
 魔王に支配されたダンジョンの踏破を目指す」
というかなりシンプルなもので、
6人のメンバーを作成してダンジョンに潜って、
モンスターを倒してお宝ゲット、という
最も基本的なDRPGの流れを踏襲しています。

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ボーナスポイントのリセマラもあるよ!
(ボーナス15以上を見たことがないんですが、本当に25とか30とかあるんですか?)

なお、イラストのかわいらしさとは裏腹に難易度はかなり高め。
どのくらい高めかというと、筆者は初戦でパーティメンバーが2人死にました(笑)

振り直し可能なスキルや能力値など、基本的なシステムは
エクスペリエンス製DRPGの前作『黄泉ヲ裂ク華』を踏襲していますが、
それとは比べ物にならないほど、ゲームバランスはシビアです。

また、ダンジョンに足を踏み入れた時点ではオートマッピングが機能せず、
中ボスを倒すことによってオートマッピングが解放される…という点も、
本作の難易度を引き上げている要因の一つ。
幸い、体験版の範囲ではそこまで複雑なマップではないのですが、
もしかしたら方眼紙の準備をしておくに越したことはないかもしれません(笑)

また、ダンジョン内のランダムエンカウンターが完全に廃止され、
マップ上に表示されたモンスターシンボルとの戦闘のみになったのも特色の一つ。
位置固定で配置されている敵だけではなく、ランダムに動くシンボルや、
こちらを発見すると追いかけてくる敵、逆に逃げる敵など、
『世界樹の迷宮』のFOEに近いシステムが採用されています。
特に紫色のシンボルは非常に強力で、
ダンジョンの構成を上手く利用して振り切ったり、
あるいはハイリスクハイリターンを狙って戦いを挑んだりと、
今までとのエクスペリエンスDRPGとは少し違ったダンジョン探索感があります。

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前述のとおり敵はかなり強いのですが、
Lvが上がったり、新たなスキルを覚えたり、
もしくは強力な装備が手に入ることで、
今まで苦戦した敵と楽に戦えるようになる…という、
着実にパーティが強くなったことを実感できるプレイ感覚は、
今までにエクスペリエンスの千頭社長がTwitterで何度か仰られていた通り、
「初代のウィザードリィに近い」手触りを感じました。


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本作には難易度設定があり、筆者はもちろん最高難易度で始めたわけですが、
この難易度では体験版全体を通してLv3キャップがかかります。
Lv3キャップに到達してからも敵のLvが15を超える強敵たちや、
フロアボスにはかなり苦戦を強いられましたが、
手動セーブからのやり直し、
スキルの振り直しや各種アイテムを駆使して、
何とかフロア制覇が出来ました。
このプレイ感覚も、「ウィザードリィ外伝」シリーズで
リセット技を何度も使って難関を突破したのを思い出して、
個人的にはすごく楽しかったです。


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ただ、ちょっと気になるのがボス撃破後の評価システム。
「フロアボス撃破時のパーティ平均レベル」、
「フロアボス撃破にかかったターン数」、
そして「フロアをクリアするまでの全滅回数」を基に
勇者隊としての評価が行われる…というシステムで、
ただこの評価があるだけならただのやり込み指標で終わるんですが。

問題なのは、この評価がその後のアイテムドロップに露骨に影響してくること!

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このゲームではモンスター撃破後、A~Cランクの宝箱がランダムに落ちる…
という仕組みになっていますが、
「勇者隊評価でSを取ると次のフロアまで宝箱ランクが常時底上げされる」
という仕組みになっています。
また筆者が確認した限りでは、最高のSランク宝箱は
勇者隊評価でSを取らないと絶対に出てこない
仕様のようです。

制作者の方々は「勇者隊評価が高くなくても問題なくクリアや、
アイテムコンプリートは可能」とおっしゃっておりますが、
こういった縛りプレイの達成が露骨に優遇される仕様を見ると、
ゲーム制作者側から縛りプレイを強制されているような感じがあって、
いちユーザーとしては正直、印象が悪いです。


もっとタチが悪いのが、「勇者隊評価の基準がゲーム中で一切開示されない」こと。
現状、体験版のフロア評価でSランクを取る条件は
「ボス撃破時のパーティ平均レベルが3以下」、
そして「全滅回数が0」であることが判明していますが、
難易度を「ふつう」以下にしていればパーティメンバーは
普通にLv4以上に成長しますし、
ボスの前に「一度全滅覚悟で戦って敵の戦術を把握するのも手だね」
と話すNPCがいながら、
実際に全滅するとSランクが取れなくなってしまうという罠付き。

せめてダンジョンに足を最初に踏み入れた時点で
Sランクを取る条件を開示されていたならば、
将来的な目標となってモチベーションとなりうると思うのですが…

この勇者隊評価とアイテムドロップ周りの仕様は、
何とか見直していただきたいと個人的には思っています。



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…とまあ、ネガティブに感じる部分もあるわけですが、
良い修正と感じた点もたくさんあって、
例えばそのうちの1つが杖の攻撃仕様の修正。
今までのエクスペリエンス作品だと杖カテゴリの武器は
「呪文威力をブーストする」以外にほとんど使い道がなかったのですが、
本作では杖を装備して通常攻撃を行うと、
「杖の属性に応じた必中の魔法攻撃を消費MP0で行う」という仕様になりました。
もちろんMPを消費して使用する魔法に威力はかないませんが、
後列のマジックユーザーが手持無沙汰になることがなくなったのは好印象。


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いろいろと目につく点こそありましたが、
筆者が体験版を遊んだおよそ4時間ほどの間、
夢中になってのめり込んだDRPGであることは確かです。

個人的には1か月後の製品版が、実に楽しみでございますよ。


※2021/06/30追記:

『モン勇』公式サイトに、
製品版パッチでの改良予定について掲載されてました。
「ダンジョン評価基準の開示」「全滅回数を評価基準から削除」、
「低難易度ではマップ表示条件を緩和」など、
全体的に遊びやすくなりそうな調整で良い方向の修正かと思います。

jzunkodj4y at 01:19|PermalinkComments(7)clip!3DダンジョンRPG感想 | XTH

June 13, 2021

Steam版『ウィザードリィ 五つの試練』用ポートレート作成支援ツールを公開しました


今週金曜日(2021/06/18)に配信が予定されている、
Steam版『ウィザードリィ 五つの試練』

本作は2006年に発売された同作の実質的なリメイクとなっており、
多数の新規機能が追加されています。


その中でも目新しい機能が「カスタムポートレート」でして、
好きな画像を自分のキャラクターに反映させられるシステムとなっています。

しかし4枚も手作業で画像を作るのは面倒…という事で、
ポートレート作成支援ツールを作ってみました。


上記のTwitterモーメントにツールのダウンロード先、
および詳細な使い方を解説しましたので、興味のある方はご参照願います。